2018年4月よりスタートしたドラマ枠「ドラマ Biz」では、現在放送中の江口洋介主演の「ヘッドハンター」がある中、7月からは「会社の再生（再建）と人の再生」をテーマにした、上質かつ本格的なビジネスドラマ「ラストチャンス 再生請負人」がスタート。第一線で活躍していた銀行マンが、長年勤めた銀行の合併を機に人生を見つめなおし、転職を決意。異業界で会社再建に奮闘する波乱万丈な日々をドラマチックに描く。
■あらすじ
樫村（仲村トオル）は順調な人生を送ってきたが、勤務先の銀行が吸収合併されて、運命が一転。同期の宮内（椎名桔平）ら行員たちは次々と辞めていく。そんな中、樫村は占い師（ミッキー・カーチス）から「七味とうがらしをきかせた、味に深みのある人生になる」と予言される。やがて樫村も銀行を辞め、職探しをする中、投資会社社長の山本（大谷亮平）から飲食フランチャイズ会社の再建の仕事を持ち掛けられて…。
主演を担当するのは、ドラマ、映画、舞台など長年第一線で活躍し続け、テレビ東京ドラマでの主演は本作が初となる仲村さん。順風満帆な行員人生を送っていたが、他行との合併が発表され人生が一変、「デリシャス・フード」という大手飲食フランチャイズ企業の再建に臨む主人公・樫村徹夫役を演じる。仲村さんは「いまの時代、有名企業に入ったから安定だとか、終身雇用が当たり前という時代ではないかもしれませんが、一生懸命働くことがよりよい人生につながると、ドラマを見て感じてもらいたいです」と、ドラマのもつメッセージ性についてコメントを寄せている。
樫村の元同期役には椎名桔平、そのほか和田正人、大谷亮平、町田啓太の若手実力派から、勝村政信、本田博太郎、石井正則、嶋田久作、ミッキー・カーチス、竜雷太の実力派俳優、さらには水野美紀、長谷川京子など豪華女優陣も集結し、個性あふれる出演者の豪華共演にも注目が集まる。原作は、第一勧業（現みずほ）銀行時代、1997年の総会屋事件の解決に尽力し、事件を題材にした映画『金融腐蝕列島 呪縛』登場人物のモデルにもなった小説家、江上剛の「ラストチャンス 再生請負人」で、今回が初めての映像化となる。
そのほかのキャストも見どころをコメント（抜粋）
椎名桔平（宮内亮 役）
宮内亮という役は、主人公・樫村のサポート的な役回りなのですが、視聴者の方にも樫村にどっぷり感情移入していただいて、応援するような気持ちで見て頂けたらと思います。宮内のネクタイの色の変化にも注目してください。
和田正人（佐伯隆一 役）
度重なる苦難を乗り越え、家族や社員やお客さまの喜びのために挑戦を続けるのが、仲村トオルさん演じる樫村社長。私はそのカッコいい生き様を一番そばで見続けている佐伯という青年を演じています。爽やかでありながらも、樫村社長に負けじと、心に熱さを秘めています。
大谷亮平（山本知也 役）
台本を読み進めるうち、組織で生きる男性の心の荒れ具合や、熱い思いといった人間らしい部分に魅力を感じました。最初から最後まで崖っぷちのドラマなので、視聴者の方にも一緒に熱い気持ちになって見てもらいたいと思います。
勝村政信（岸野聡 役）
企業の再生を成功させるトップはエリートで、素晴らしいヒーローのように言われることもありますが、実際には人員整理などリストラもあり、そうした痛みを伴って会社をたて直したということを絶対忘れてはならない、リーダーって非常に難しいんだということを描いた作品でもあります。主人公・樫村が、周りに突き動かされて最終的にどういう決断を下し、どういう結果を残したのかが、ドラマの見どころだと思います。
水野美紀（岡田十和子 役）
考えてみると「社長」役は初めてです。飲食業界という馴染みのない世界のことを色々と知ることが出来て、難しくも楽しいです。撮影はほとんどが仲村トオルさんと2人のシーン。何度もご一緒しているトオルさん。役者としても人間としても、温かく安心感を与えて下さる方です。
長谷川京子（樫村明子 役）
毎日会社のため、仲間のために必死で尽力している夫の安らぎの場になれればと、家のシーンではカラッと明るく接するように心がけました。明子は名前の通り明るく、人の気持ちや空気を読める、私が男性だったら妻にしたいと思う最高の女性だと思います。現実のわたしは未熟でこんな台詞は言えないなと、明子から学ぶことがたくさんありました。
人生の七味（うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ）を乗り越えていく、主人公の活躍に胸を打たれること必至のビジネスドラマを、是非チェックしてみて。
ドラマ Biz 「ラストチャンス 再生請負人」はテレビ東京系列7月クールにて毎週月曜日22時放送。
