2013年11月に自動車事故でポール・ウォーカーが亡くなってから、まもなく5年が経つ。アメリカでは8月11日に、ポールの生涯を描いたドキュメンタリー映画『I Am Paul Walker』(原題)が放送予定だ。放送に先駆け、ポールの父ポール・ウォーカー3世、弟のコディとケイレブが情報番組「Good Morning America」に出演し、現在の心境を明かした。父ポールは「いつもポールの顔が見えるんだ。これを何て呼んだらいいのかわからないけど…、『父さん、会えてうれしい』という声も聞こえてくる。『怖がらないでよ、息子のポールだよ!』なんて声もね。クレイジーだろう? でもそんなことを想像しているよ。気分がずいぶん良くなるんだ」と涙ながらに語った。息子を突然失った傷はまだ癒えていないようだ。ポール・ウォーカー&弟コディ・ウォーカー-(C)Getty Imagesコディはポールと娘メドウの関係について語った。「ポールは娘をすごく愛していて誇りに思っていた。自分が成長のすべての過程を見守ることができる一般的な父親ではないことに、罪悪感を持ってたね」。そして、娘との時間をもっと大切にしたいと家族に漏らしていたという。ケイレブは「まるで死期が近いことを知っていたかのように、(ポールの周りは)いろんなことがきちんと整理されていた」とふり返った。