“運命”の皮肉さに愕然とする『運命は踊る』…“運命”の残酷さや救いを描いた傑作も総ざらい!

デビュー作『レバノン』で第66回ヴェネチア国際映画祭グランプリ(金獅子賞)に輝いた、イスラエルの鬼才サミュエル・マオズ。その長編2作目となる最新作『運命は踊る』が、9月29日(土)より公開される。

映画
『運命は踊る』(C) Pola Pandora - Spiro Films - A.S.A.P. Films - Knm - Arte France Cinema - 2017
  • 『運命は踊る』(C) Pola Pandora - Spiro Films - A.S.A.P. Films - Knm - Arte France Cinema - 2017
  • 『運命は踊る』(C) Pola Pandora - Spiro Films - A.S.A.P. Films - Knm - Arte France Cinema - 2017
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  • 『運命は踊る』(C) Pola Pandora - Spiro Films - A.S.A.P. Films - Knm - Arte France Cinema - 2017
  • 『運命は踊る』(C) Pola Pandora - Spiro Films - A.S.A.P. Films - Knm - Arte France Cinema - 2017
  • 『運命は踊る』(C) Pola Pandora - Spiro Films - A.S.A.P. Films - Knm - Arte France Cinema - 2017
デビュー作『レバノン』で第66回ヴェネチア国際映画祭グランプリ(金獅子賞)に輝いた、イスラエルの鬼才サミュエル・マオズ。その長編2作目となる最新作『運命は踊る』が、9月29日(土)より公開される。

前作に続いて、ヴェネチア国際映画祭で審査員グランプリを受賞する快挙を成し遂げた本作は、夫婦に告げられる息子の“死の誤報”をきっかけに、思いもよらない方向に掛け違っていく3人の“運命”が描かれ、抗えない“運命”の皮肉さを描く、先の読めないミステリアスな展開が見もの。そこで、これまでに公開された傑作をふり返りながら、本作の魅力について迫った。

■『人生スイッチ』不運の連鎖で想像を超える運命をたどる6人の男女


ダミアン・ジフロン監督/‘14
始まりは、些細なきっかけ。不運の連鎖によって思いも寄らぬ運命をたどる6人の男女の物語をオムニバス形式で構成。不運に見舞われていく、ごく平凡な人々の姿を、ブラックユーモアを交えて描き出す。スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルがプロデュース。

『人生スイッチ』(C)2014Kramer & Sigman Films / El Deseo
『運命は踊る』でも“誤報”がきっかけに、登場人物たちの運命がどのように転がっていくかが見どころとなる。

■『セールスマン』想像を超えるラストに驚愕!日常が激変する心理サスペンス


アスガー・ファルハディ監督/‘17
『別離』などの名匠アスガー・ファルハディ監督のサスペンスドラマ。夫の留守中、妻が何者かに暴行されたことをきっかけに、平穏な日々を送っていた夫婦の人生が少しずつ狂い始めていく様を映し出す。第89回アカデミー賞外国語映画賞を受賞。

『セールスマン』 (C)MEMENTOFILMS PRODUCTION-ASGHAR FARHADI PRODUCTION-ARTE FRANCE CINEMA 2016
『運命は踊る』でも物語が進むに連れて、登場人物それぞれの隠された感情が錯綜。予想のつかないラストへと突き進む。

■『マジカル・ガール』愛が運命を狂わせる!少女の願いが導く予測不可能な悲劇


カルロス・ベルムト監督/‘17
余命わずかの娘の願いを叶えるために奔走する失業中の父親が、思わぬ事態を引き起こす…。出会うはずのなかった人を巻き込みながら、ラストへ加速する展開は目が離せない。白血病の娘は日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファンという設定。

『マジカル・ガール』 Una produccion de Aqui y Alli Films, Espana. Todos los derechos reservados(C)
『運命は踊る』でも、日常では関わることのないはずの人物が、その後の運命を大きく左右していく…。

■『スリー・ビルボード』運命に抗おうとする選択…果たしてそれは“善”か“悪”か


マーティン・マクドナー監督/’17
娘を暴行されて殺害された母親が、犯人を逮捕できない警察を批判する看板を設置。そこから、さらに予期せぬ事件が起こっていく…。母親が下す選択は果たして“善”か“悪”か。登場人物たちが運命の大きな力に飲み込まれつつも、それぞれが自ら下す“決断”に胸を打たれる傑作。第90回アカデミー賞授賞式にて主演女優賞、助演男優賞受賞。

『スリー・ビルボード』 (C)2017 Twentieth Century Fox
『運命は踊る』でも、運命に翻弄されながらも自ら下す“決断”が映し出されたとき、ささやかな希望の光が差し込んで見えてくる。

■『運命は踊る』抗えない運命の皮肉さ描く、新たな傑作


サミュエル・マオズ監督/17‘
監督自身が実際に経験した出来事をベースに、運命の不条理さ、人生のやるせなさを緻密に描きだす。残酷な誤報から浮かび上がるのは、それぞれの愛、傷、罪、過去、記憶ーー。まるでギリシャ悲劇を思わせるストーリーが、流れるようなカメラワークと相まって、ミステリアスに展開する。本作の原題は「FOXTROT」。離れては戻る社交ダンスのステップ、“フォックストロット”のように、人々の運命はどのように踊り、どこへ向かうのか…。これまでにない展開と、美しい映像は観る者を虜にする。

『運命は踊る』(C) Pola Pandora - Spiro Films - A.S.A.P. Films - Knm - Arte France Cinema - 2017
“運命”を描いた傑作たちに、新たに名を連ねる本作。一体どんなラストが待ち構えているのか、ぜひ劇場でチェックしてほしい。

『運命は踊る』は9月29日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
《text:cinemacafe.net》

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