【インタビュー】鈴木亮平、俳優人生の第二章はがむしゃらに「恐れずにやっていく」

スクリーンに映っていれば、目で追わずにはいられない。そんな人が、「とにかく注目を浴びたくない。自分を見ないでほしいと思っている人」になりきり、心の叫びを伝えてくる。やはり、役者はすごい。『ひとよ』の鈴木亮平を目にし、そう感じる人は多いだろう。

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鈴木亮平『ひとよ』/photo:You Ishii
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  • 鈴木亮平『ひとよ』/photo:You Ishii
  • 『ひとよ』(C)2019「ひとよ」製作委員会

親の気持ちと子どもの気持ちがきちんと描かれている


鈴木さんの話に出てきた通り、三兄妹で唯一、大樹は自分の家庭を持っている。けれど、家庭はすでに崩壊気味。彼が最も望んでいなかった事態になりつつある。

「結局は、父親と同じ道を歩みそうで。怯えているんです。僕自身もそうですが、息子は父親に似ているところを発見したとき、“うわっ”となる(笑)。それと同じ気持ちの、レベルのもっと違うところ。一番なりたくなかった父親に近づくことで、どうしようもない自己嫌悪を感じているんです。ただでさえ、自分を嫌っているのに。でも、別れたら負けを認めることになるから、絶対に別れようとしない。そんな結婚生活、奥さんも嫌ですよね」。

鈴木亮平『ひとよ』 (C) 2019「ひとよ」製作委員会
ちなみに、鈴木父子の似ているところは、「知ったかぶりをするところ(笑)」だそう。

「父にも僕にも、その癖(へき)があって。『世界遺産って全部でいくつあるんですか?』と聞かれたら、『うん、○○個だよ』と自信たっぷりに答えちゃう。後でちゃんと調べて“わっ、増えてた!”となるんですけど、とりあえず言っちゃうんです。得意分野だから、“知らない”と言うのは負けな気がして。親父はもっと自信たっぷりに何かを語る人なので、嫌な共通点。いつも反省しています(笑)」。

鈴木亮平『ひとよ』/photo:You Ishii
親の気持ち、子どもの気持ち。それぞれがきちんと描かれていて、誰かしらに共感できる。けれど、すべての気持ちが分かるわけでもない。それでいいと思うんです」と、作品の軸に迫る鈴木さん。また、『ひとよ』は「家族の物語であり、時間の物語でもある」という。

「“ひとよ(一夜)”ですからね。大樹たちも、15年前の“ひとよ”に翻弄されるわけで。自分にとっては重大な夜でも、人にとってはただの夜。そういうのって、ありますよね。自分がどう思っているか、人には分からないのだし。でも、人生はそういった“ひとよ”の連続。そのモーメントをいくつ重ねていけるかで豊かさが決まると思っています」。

鈴木亮平『ひとよ』/photo:You Ishii
《text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii》

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