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ソン・ガンホ「さすがポン監督」『パラサイト』キャスト・スタッフが語るメイキング映像

アメリカの映画賞レースを席巻中の『パラサイト 半地下の家族』から、ポン・ジュノ監督やソン・ガンホらキャスト陣が語る、本作の撮影現場をとらえた5分にわたるメイキング映像が解禁となった。

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『パラサイト 半地下の家族』メイキング(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED 
『パラサイト 半地下の家族』メイキング(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED 
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  • 『パラサイト 半地下の家族』(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
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  • 『パラサイト 半地下の家族』(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
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ロサンゼルス映画批評家協会賞の作品賞など3冠をはじめ、アメリカの映画賞レースを席巻中の『パラサイト 半地下の家族』。この度、ポン・ジュノ監督自らやソン・ガンホらキャスト陣が語る、本作の撮影現場をとらえた5分にわたるメイキング映像が解禁となった。

>>『パラサイト 半地下の家族』あらすじ&キャストはこちら

本作は、“半地下”の家で暮らす、しがない内職で日々を繋ぐ貧しいキム一家と、豪邸に住む裕福なパク社長一家との出会いが予測不能な展開を迎えていく。

役者のセリフや動き、小道具、背景など画面に映る全ての要素にメッセージを込める繊細さから“ボンテール(ポン・ジュノ+ディテール)”という造語まで生まれるほどのこだわりを持つポン・ジュノ監督。そんな監督の最新作撮影の現場は、果たしてどのような現場だったのか、映画ファン必見の映像となっている。


ソン・ガンホ「唸らされた」…キャストも興奮のポン・ジュノ監督新作


『パラサイト 半地下の家族』(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
映像の冒頭、本作のテーマを「共生することの難しさ。そこから生じる笑いと恐怖。悲しみの悲喜劇です」と語るポン・ジュノ監督

メイキング映像をバックに、主演のソン・ガンホが「とても精巧で、その細かさと構成力はさすがポン監督だと唸らされました」と語る。続いて貧乏一家の長男役チェ・ウシク、豪邸に住む裕福な社長夫人を演じたチョ・ヨジョンなど、キャストたちも予想を超えて展開するポン・ジュノ監督のストーリーテリングを絶賛する。「ユニークな出来事の連続かと思いきや、十分に起こり得ることかと」というコメントに、本作が世界中で高く評価されている理由が伺える。

“ボンテール”を支える精鋭スタッフ美術監督・撮影監督がこだわり抜いたポイントとは?


『パラサイト 半地下の家族』(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
「脚本を書いた時点で人物の動線がすでに頭の中にありました」というポン・ジュノ監督の緻密な脚本を見事に映像化した立役者が、ポン・ジュノ監督とは『オクジャ/okja』('17)に続き2度目のタッグとなる美術監督イ・ハジュンと、『母なる証明』('09)、『スノーピアサー』(’13)につづき3度目のタッグとなる撮影監督ホン・ギョンピョ

ハジュンが「リアルそのものです」と語る貧乏家族の暮らす半地下の家は、古びた家財道具や地下特有のカビ臭さまでが映像から匂い立つような再現度。一方、「落ち着いた色合いと建築資材で、すっきりと清潔感のある家」であるパク社長宅は、ポン監督のこだわりに応えるために大規模なセットが組まれ、パク社長を演じたイ・ソンギュンも「圧倒されました」とふり返っている。

『パラサイト 半地下の家族』メイキング(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED 
ふたつの家族の生活の格差が現れているのは美術のみにとどまらない。キム一家の暮らす半地下は「日光が入らず夜は緑がかった蛍光灯」、パク一家の暮らす豪邸は「高級感を出し黄色みのある照明」と、撮影監督ギョンピョがこだわった対照的な光の演出にも注目だ。

カンヌを筆頭に世界中を沸かせた俳優たちの演技


『パラサイト 半地下の家族』(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
メイキングの終わりには、キャストによる役柄紹介も。ロカルノ国際映画祭でアジア人初のエクセレンスアワードを受賞したソン・ガンホは「僕が演じたギテクはまるで軟体動物のように彼特有のスタイルで状況を解釈して受け入れます」と自身の役柄を語る。カンヌ国際映画祭をはじめ、世界中で高い評価を受けているキャスト陣の役柄の解釈と、各々の演技に対する監督や共演者からのコメントは必見。

『パラサイト 半地下の家族』(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
最後に、貧乏一家の長女を演じたパク・ソダムが本作を「見終わったあとで一杯飲みながらいろいろ語り合える映画です」と表現。ソン・ガンホが「これまでにない新しさと独創性にあふれた映画です」とアピールする。そして「あれこれ考えてもらえたら嬉しいです」というポン・ジュノ監督のもと、キャスト、スタッフ一丸となってこだわり抜いた舞台裏が凝縮されたメイキング映像となっている。

『パラサイト 半地下の家族』(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)より全国にて公開。12月27日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田にて先行公開。
《シネマカフェ編集部》

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