映画『パラサイト 半地下の家族』でアカデミー賞脚本賞をポン・ジュノ監督と共同受賞したハン・ジンウォンが初めてドラマ脚本&監督を務め、学生選挙を題材に韓国の超格差社会を描いた「ランニングメイト」が、12月11日(木)正午よりU-NEXTで独占先行レンタル配信される。
派閥やヒエラルキーに支配された高校生活の中で、どこにも属さず、目立たず、無難に過ごすつもりだった、ヨンジン高校1年生ノ・セフン。
校内トップクラスの成績を誇り、平穏無事に高校時代を過ごしていい大学に入ることを考えていた。しかし、勉強漬けで慢性的な睡眠不足。バス通学時にうとうとしていたとき、居合わせた女性に誤解され、ビンタを食らってしまう。
あっという間にその写真と噂は校内中に拡散され、不名誉なあだ名と無遠慮な視線にさらされる毎日。
耐えろ、噂もそのうち消えるはずだ…と自粛モードで過ごしていたとき、合唱部部長ヤン・ウォンデから「副会長候補として、生徒会選挙に立候補してほしい」と誘われる。さらには、校内イチのセレブで「人間ブティック」のあだ名を持つクァク・サンヒョンからも急接近され、同じく副会長候補での出馬を打診される。
なぜ俺が――? でも、人から認められるのは悪くない! と先輩2人を天秤にかけたような気で調子に乗るセフンだったが、そのときにはすでに、校内権力を狙う者たちの後ろ暗い計略に巻き込まれていた。
果たして、最後に笑う者は誰なのか――。
本作は、第92回アカデミー賞で最多4部門を受賞し、第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた映画『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督が、5つ星の称賛コメントを寄せた注目作。
同作で第92回アカデミー賞脚本賞をポン・ジュノ監督と共同受賞した作家、ハン・ジンウォンが初めてドラマの監督・脚本を手掛けた。
タイトルの「ランニングメイト」(running mate)とは、副大統領候補や共同出馬する候補を意味する。名門高校を舞台に、目立たず普通の学生生活を送るつもりだった主人公のノ・セフンが、あるきっかけで生徒会副会長選挙に立候補することから始まる物語。そこから若者たちの野心、嫉妬、友情、そして裏切りが次々に露わになっていく。
「韓国と選挙」といえば、先の大統領選挙で投票率79.4%を記録したことも記憶に新しい。
それほどまでに国民が熱狂し、高い関心を寄せる「選挙」を描くドラマがゆえに、当初は今年3月に公開予定だったが、当時の国内政治状況を踏まえ、過度な影響や誤解を避けるために急きょ公開が延期された。その後、6月に韓国で初公開され、この度、ついに日本でも配信が決定。
「選ぶ」ことと「選ばれる」ことの意味を問うドラマ。キャストには、「捜査班長 1958」「ラケット少年団」ユン・ヒョンス(ノ・セフン役)、「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」「Dear.M」イ・ジョンシク(クァク・サンヒョン役)、「捜査班長 1958」「メランコリア」チェ・ウソン(ヤン・ウォンデ役)、「埋もれた心」ホン・ファヨン(ユン・ジョンヒ役)ら、次世代俳優が揃った。
★★★★★
映画『パラサイト 半地下の家族』でアカデミー脚本賞を共同受賞した ハン・ジンウォン作家が
ついにドラマ初監督!賢く鋭いのに、案外純粋で愛らしい高校生たちの青春群像。
政治と選挙の渦中でも、彼らはどこまでも初々しく、爽やかだ。
そんな彼らのアンサンブルを見事に描き出したハン・ジンウォン監督に拍手を送りたい。——ポン・ジュノ(映画監督)
韓国ドラマ「ランニングメイト」は12月11日(木)12時~U-NEXTにて独占先行レンタル配信開始(全8話)。


