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有村架純、デビュー10周年の軌跡 進化を続ける国民的女優

今年でデビュー10周年。文字通り老若男女、幅広い世代からの支持を集め、実力を兼ね備えた国民的女優のひとりとなった有村さんに、いま改めて迫った。

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「あなたほど寡黙で芯の強い女優を私は知らない」。

松本潤主演『ナラタージュ』(2017)の大ヒット舞台挨拶の際、行定勲監督からサプライズで送られた手紙にはそう書かれていたという。

確かにそのとおり。柔らかで、可憐で、愛らしいルックスの裏側にある熱く、揺るぎない女優魂をすでに私たちはよく知っている。それでいて、ときには親友のように見守りたくなる親しみやすさと等身大感。「ひよっこ」のみね子、「中学聖日記」の聖(ひじり)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の音(おと)、『映画 ビリギャル』のさやか…などなど、女優・有村架純はつい役名で呼びたくなる、そんな役柄に数多く出会ってきた。

今年でデビュー10周年。文字通り老若男女、幅広い世代からの支持を集め、実力を兼ね備えた国民的女優のひとりとなった有村さんに、いま改めて迫った。


「あまちゃん」から『映画 ビリギャル』で
人気を不動のものに


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kasumi arimura 有村架純&staff(@kasumi_arimura.official)がシェアした投稿 -


1993年2月13日生まれ、兵庫県伊丹市出身。現在27歳。2010年にドラマ「ハガネの女」で女優デビューし、2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で小泉今日子が演じるヒロインの母・天野春子の青春時代を演じてブレイクした。

その直後から、「スターマン・この星の恋」「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」など話題のドラマに立て続けに出演、「失恋ショコラティエ」(2014)では主演の松本さんの妹で三角関係に悩む女子大生・まつりを演じた。2014年10~11月には「ジャンヌ・ダルク」で舞台に初挑戦した。

そして躍進の年、2015年を迎える。金髪やホットパンツ姿でイメージを一新し、ベストセラー小説「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を原作にした『映画 ビリギャル』に主演、女優としてさらに評価を高めることに。

“金髪ギャル”に変身した有村架純/映画『ビリギャル』-(C) 2015映画「ビリギャル」製作委員会『映画 ビリギャル』より
同作は興収28億円を超える大ヒットとなり、中国、韓国などでも公開。有村さんは第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞と新人俳優賞に選ばれ、福士蒼汰との共演作『ストロボ・エッジ』と合わせて第58回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。この2作のヒット映画と、月9「ようこそ、わが家へ」や連続ドラマ初主演となったWOWOW連続ドラマW「海に降る」などによりエランドール賞新人賞も受賞した。

特に、ブレイク以前から連続ドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」に起用されており、完結編の『劇場版 SPEC ~結~』(2013)まで出演。「スターマン」でも組んだ堤幸彦監督については「やはり“思いきり”が大事だなと、堤監督の作品で学びました」と語っており、「最初はいっぱいいっぱい」だったものの「それから色々な経験を経て、堤監督から学んだことを出しながら、自分の中でも伸び伸びできるように」なってきたと当時のインタビューで語っている。

有村架純&竜雷太/『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ぜん)ノ篇/劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(こう)ノ篇』-(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会『劇場版 SPEC~結~ 漸ノ篇/劇場版 SPEC~結~ 爻ノ篇』より

いまからは考えられない⁉︎
オーディションに落ち続けた下積み時代


2016年1月期には「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(いつ恋)で高良健吾と初の月9主演を務め、翌2017年度前期放送の「ひよっこ」では2度目の“朝ドラ”にしてヒロインに抜擢され、2年連続で紅白歌合戦の司会を担当。さらに、『僕だけがいない街』『アイアムアヒーロー』『何者』『3月のライオン』『関ヶ原』『ナラタージュ』『コーヒーが冷めないうちに』などヒット映画に出演してきた。その駆け抜け方は怒涛のごとくといっていいほど。同世代に菅田将暉や神木隆之介、福士さんらがひしめく中、実力派若手女優としてメキメキと力をつけてきた。

藤原竜也&有村架純/『僕だけがいない街』-(C)2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会『僕だけがいない街』より
『フォルトゥナの瞳』(2019)では、「SPEC」シリーズや「11人もいる」『3月のライオン』と共演してきた神木さんと4度目の共演にして初めて恋人同士を演じたことも話題に。『かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発-』では喪失感を抱えた“母親”役にも挑戦した。

『フォルトゥナの瞳』 (c)2019「フォルトゥナの瞳」製作委員会 『フォルトゥナの瞳』より
知名度や人気が上がるにつれて明らかになったのが、学生時代からアルバイトをしながら女優を目指し、デビュー当時は何度もオーディション落選を経験していたという下積み時代。『映画 ビリギャル』公開時に行われた現役女子高生限定のイベントでは、「(芸能界に)入る前の事務所のオーディションも落ちてるし、事務所に所属してからもことごとく(映画やドラマの)オーディションで落ちてました。すごく落ち込みますよ。自分をどうやったら目に留めてもらえるのか?」という驚きのエピソードを告白。「でもこれが自分なので、どう自分を伸ばすかを考えました」と明かしていた。

そして、「『これでダメなら、大学に進学しよう』と思っていた時期にオーディションに受かったのが、いまの事務所に入るきっかけでした。最終的に自分を支えたのは、小さな頃から抱いていた『お芝居をしたい』という気持ちを信じることだったんです」(『ビリギャル』インタビュー)と、自身を支えた夢への思いを語っていた有村さん。『ビリギャル』や「いつ恋」「ひよっこ」などで見せてきた、ひたむきで、真面目で、一途な主人公の姿はそんな有村さん自身に重なって見える。

有村架純が声優を務める、少女・マーニー/『思い出のマーニー』 -(C)2014 GNDHDDTK『思い出のマーニー』より
スタジオジブリの『思い出のマーニー』(2014)では、ヒロインのひとりであるマーニー役で声優に挑戦。その際も、「デビュー当初に一度、ジブリ作品のオーディションを受けたことがあったんです。その時は残念ながら落ちてしまったので、『今度こそ!』という思い」があったそうで、念願のジブリ声優で好演。その後、『くるみ割り人形』や『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』でも声優をつとめ、さらに『駅までの道をおしえて』では主人公の少女(新津ちせ)の10年後に扮してモノローグを担当した。

有村架純/『駅までの道をおしえて』モノローグ収録風景『駅までの道をおしえて』より

“かぐちゃん”はじめ、CM女王として活躍


観る者の共感を呼ぶ有村さんは、CM界でも大活躍。2019年末にメディアの調査・分析を行う「ニホンモニター」が発表した「2019女性タレントCM起用社数ランキング」によれば、起用社数は12社にのぼり、広瀬すず、白石麻衣、齋藤飛鳥と同率2位。

とりわけ、2015年1月1日からスタートしたau「三太郎」シリーズでの、桃太郎(松田翔太)と“夫婦”のかぐや姫役でもおなじみ。“かぐちゃん”には鬼嫁疑惑(!?)があり、桃太郎は日ごろ尻に敷かれている…という見方が一般的、そんなドSなところも有村さんの日ごろのイメージとのギャップで人気となっている。しかも、菜々緒が姉・乙姫、川栄李奈が妹・織姫と最強の3姉妹で、ママは池田エライザ扮する親指姫だ。

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桃ちゃんもビックリ。家族っていいね

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2017年からスタートしたWOWOWのCMでも、飄々とした柳楽優弥に何かと振り回される(?)役柄も、新しいCMが公開されるたび「可愛い」と評判を呼んでいる。また、リクルート「ホットペーパービューティー」のCMでは、『映画 ビリギャル』で“母子”役を熱演し、「中学聖日記」や『コーヒーが冷めないうちに』でも共演してプライベートでも親交がある吉田羊と息の合ったやりとりを見せている。



かつての有村さんを彷彿とさせる、7歳年下の浜辺美波とは「JA共済」のCMで姉妹役に。ライフアドバイザーとして働いている姉と大学生の妹という設定で、おそろいのTシャツを着たバージョンのCMでは、初共演とは思えないほどの仲のよさが画面からも伝わってくる。「いつ恋」の後半のごとく、世話を焼く側となった(?)有村さんと浜辺さんが共演するドラマや映画をぜひ観てみたいところだ。



お茶の間に鮮烈な衝撃「あまちゃん」(2013)


宮藤官九郎が脚本を手がけた朝ドラ「あまちゃん」。ヒロイン・天野アキ役でオーディションを受け、選ばれたのは能年玲奈(現・のん)だったが、有村さんが若き天野春子で出演することに。芸能界に入って4年目で出会った当たり役だ。

その春子はとにかく田舎がキライで大都会・東京でアイドルになることに憧れ、母の反対を押し切って家出同然で上京する。「アイドルになって大きく羽ばたいてやる」と、1980年代当時に流行した“聖子ちゃんカット”で登場した有村さんの、その勢いと輝きは鮮烈だった。一度はクランクアップしたものの、好評を受けて最終週の大事な局面でドラマチックな的で再登場! さらに宮藤さん監修・選曲、小泉今日子や薬師丸ひろ子の楽曲も入った80年代ヒット曲集「春子の部屋~あまちゃん 80's HITS~」ではジャケット写真にも起用された。

最強女優戦隊の健気なグリーン『女子ーズ』(2014)


桐谷美玲&藤井美菜&高畑充希&有村架純&山本美月/『女子ーズ』 -(C)2014「女子ーズ」製作委員会
桐谷美玲がレッド、藤井美菜がブルー、高畑充希がイエロー、山本美月がネイビー、そして有村さんが売れない劇団員の“グリーン・緑山かのこ”という最強の女子戦隊。「まつエク行きたい」など女子ならではの用事が優先されつつ、“表の顔”の仕事との両立に悩み、戦隊モノあるあるを取り入れた福田雄一監督ワールドの中で懸命に弾けた。桐谷さんは翌年『ヒロイン失格』が大ヒット、高畑さんも朝ドラ「とと姉ちゃん」ヒロインに起用されるなど、それぞれ躍進のきっかけ(!?)となることに。

同世代からの支持を集める
『ストロボ・エッジ』(2015)


福士蒼汰&有村架純『ストロボ・エッジ』-(C) 2015映画「ストロボ・エッジ」製作委員会 (C)咲坂伊緒/集英社
2014年ブレイクランキング俳優部門・女優部門それぞれ1位に選ばれた福士さんと最強カップルに。“壁ドン”ほか、バックハグ以上にドキドキする(?)、男子の大きめパーカーの袖を後ろからまくってもらう“袖クル”という新パターンも誕生し、好きな人の肩にもたれかかって居眠りする“肩ズン”も話題となった。

駅のホームで何かと“事件が起こる”本作で告白したりされたり、「わかってるよ!」とひとり叫ぶシーンや、壮大な花火を背後にセリフがない中で切ない感情を表現する有村さんの繊細な演技が注目された。「あまちゃん」では直接絡みはなかったが、今作で4度目の共演となった福士さんは「今まで以上に有村さんの中にある演技への“熱さ”も感じた気がした」とシネマカフェのインタビューでふり返っている。

ギャルの一念発起を熱演『映画 ビリギャル』(2015)


金髪、へそ出しのホットパンツ姿で「ガン見しすぎじゃね?」と登場する姿はインパクト大。そのビジュアルとは裏腹に、高校2年生にして学力は小学4年生レベルのギャル・さやかが慶應大学現役合格という無謀ともいえる目標に向かって、家族と、仲間と七転八倒しながら挑戦する姿が笑いと涙を誘った。ギャル語や名古屋弁にも挑み、一度こうと決めたときの精神力と、周囲の思いを受けとめ真価を発揮していくさまは幅広い層からの支持を集めた。

伝説級の月9
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(2016)


高良さんや「AAA」西島隆弘、仲良しの高畑さんら気鋭の若手キャストが熱演を見せる中、「約4か月、大恋愛しました」とクランクアップ後の思いを当時のブログに語っていた有村さん。都会の片隅で暮らす、それぞれに寂しさや痛みを抱えた6人の20代を描いた青春群像ラブストーリーは、朴訥な“引っ越し屋さん”高良さんとのやりとり、すれ違いを続ける2人の恋が主題歌を担当する手嶌葵の儚い歌声も相まって観る者を夢中にさせた。

先日の有村さん27歳の誕生日は、高畑さんと森川葵にもお祝いしてもらった様子。今作・第一部の完結編、“芋煮会”はそこでも話題にのぼるほどの伝説級。


降りしきる雨が印象的『ナラタージュ』(2017)


『ナラタージュ』(C)2017「ナラタージュ」製作委員会
『陽だまりの彼女』以来4年ぶりに恋愛映画に臨んだ松本さん演じる高校教師・葉山に思いを寄せ続け、再会後にその思いがさらに激しく燃え上がる、という大学生・工藤泉を熱演。かつて居場所のなかった自分を救ってくれた葉山先生には、妻がいるという許されない恋…。シャワールームでのずぶ濡れハグをはじめ、本格的なラブシーンに初挑戦し、ひたむきに役と向き合った有村さんは、冒頭の行定監督の言葉を引き出すことに。釜山国際映画祭でも上映され、有村さんは「マリ・クレールアジアスターアワード」を受賞。

日常を大切に昭和を駆け抜ける「ひよっこ」(2017)


NHK連続テレビ小説「ひよっこ」クランクアップ会見取材会
戦後の高度経済成長期、日々変わりゆく日本の中で変わらない人情をベースに、微笑ましい日常に寄り添った群像劇。実在した人物でも偉人でもなく、“金の卵”として東京に集団就職した谷田みね子が、まだまだひよっこながら一歩ずつ成長していく姿を丁寧に描いた今作で、「あまちゃん」の“夏ばっぱ”こと宮本信子らベテランと、今作から躍進した佐久間由衣や泉澤祐希、伊藤沙莉、松本穂香、竹内涼真、磯村勇斗らに囲まれ、常にヒロインとして周囲を照らし続けた。

神木隆之介に激情をぶつける…『3月のライオン』(2017)


有村架純/『3月のライオン』(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
主人公・桐山零を演じた神木さんの再現度もさることながら、「前編」「後編」2部作で登場人物たちのそれぞれの心情もつぶさに描いた今作。「いつか演じてみたい」と『ストロボ・エッジ』のインタビューで語っていたような、「人をもてあそんじゃうような悪女」とまではいかないものの、プライドが高く、将棋の才能により父(豊川悦司)から特別扱いされる零に複雑な感情を抱き、父の弟子であるプロ棋士の後藤(伊藤英明)と不倫を続ける姉・香子は確かにこれまでにない役。

初の教師役で禁断の恋「中学聖日記」(2018)


「ひよっこ」以来の連ドラ出演、民放での連ドラ単独主演作で選んだのは、制服姿からの卒業であり、なんと10歳年下の中学生の教え子に恋してしまうという教師の役。1年にわたるオーディションから選ばれた新星・岡田健史の真っさらで真っ直ぐな演技は役柄とも重なり、劇中と同様、回を追うごとに成長していく彼を受けとめ続けた有村さんの女優としての度量も見せつけた。また、美しいキスシーンやハラハラさせるラブストーリーのみならず、教師という仕事にひたむきに向き合う姿も胸を打つことに。今作も、うわさや他人の目、先入観、偏見と闘い、そんな社会に一石を投じる“勇者”たちの物語だった。

新境地に挑んだ連続ドラマW「そして、生きる」(2019)劇場版も公開


『そして、生きる』 (C) 2019 WOWOW
『ナラタージュ』「いつ恋」の坂口さんと再共演、「ひよっこ」『阪急電車 片道15分の奇跡』の岡田惠和によるオリジナル脚本、『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督が連続ドラマ初演出という豪華な組み合わせ。全編6K収録を行い、4K・HDR(ハイダイナミックレンジ)版は、復興しつつある気仙沼の風景から海外ロケのフィリピン、焚き火が照らし出す告白に至るまで見応えある映像美を生み出した。

演じたのは、幼い頃に両親を亡くした主人公・瞳子。地元・盛岡ではポスターなどに起用される劇団員で、オーディションに落ち続ける中で震災が起き、ボランティアで坂口さん演じる清隆と出会う、という役どころ。震災を通じた経験をはじめ、現代で生きていくことの痛みをすくい上げ、「生きるって何だろう」と問いかける今作は有村さんにとっても、坂口さんにとっても新境地となった。

次回作は菅田将暉&「いつ恋」坂元裕二との再タッグ


有村架純&菅田将暉 (C) ヤン・ブース(whiteSTOUT)
この冬公開映画『花束みたいな恋をした』は、「いつ恋」脚本家・坂元裕二のオリジナル脚本、監督は『映画 ビリギャル』の土井裕泰と、有村さんの新たな魅力を開花させてきたスタッフとのタッグ。そして『何者』でも共演した菅田さんとあれば、期待値が上昇しっぱなし。さらに、4月には「坂元裕二 朗読劇2020」にも参加することが発表されている。

柳楽優弥&三浦春馬と共演、戦時下の若者描く「太陽の子」


柳楽優弥×有村架純×三浦春馬
柳楽さんと三浦春馬が兄弟役となり、2人が密かに思いを寄せる女性を有村さんが演じるNHKの国際共同制作ドラマ「太陽の子」が8月15日に放送される。大戦末期、核分裂のエネルギーを使った新型爆弾を作ることを命じられた研究者(柳楽さん)らの苦悩を描く青春群像劇。「サンダンス・インスティテュート/NHK賞2015」でスペシャルメンションを贈られた黒崎博(「ひよっこ」)が作・演出。イ・チャンドン監督の「バーニング」やHIKARI監督の「37セカンズ」と同様、長編映画『太陽の子』(公開日未定)も制作され、テレビドラマ版とは違った視点で描かれるという。

そんな有村架純が“撮休”の日に何する…?


「有村架純の撮休」製作委員会
薄幸で運命に翻弄されるヒロインでもない、よく転ぶドジっ子でもない、“素”の女優・有村架純が急に撮影がお休み=撮休になり「さて、何しよう?」と様々な休日を過ごしていくオムニバスストーリー。WOWOW初参加の是枝裕和監督をはじめ、『愛がなんだ』の今泉力哉監督、星野源のMVを手掛けるディレクター・山岸聖太や、『ウルトラミラクルラブストーリー』「バイプレイヤーズ」の横浜聡子監督、是枝監督が総合監修したオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の一編を手がけた津野愛監督ら、これまで組んだことのないクリエイター陣とのタッグで、また新たな姿を見せてくれること間違いなし! 

デビュー10周年にして、今作で初めて出会えそうなNEW・有村架純には、早くも「楽しみすぎる」「生きててよかった」といった期待の声が上がっている。有村さんの進化は、まだまだ止まらない。

《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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