【インタビュー】岩田剛典、新田真剣佑は「闇を匂わせる」親友同士を演じて物語の秘密を共有

『名も無き世界のエンドロール』で初共演を果たした岩田剛典と新田真剣佑。親友同士を演じた親密さを漂わせつつ、物語の秘密を共有する者同士の“共犯感”を匂わせつつ、作品やお互いのことについて語った。

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岩田剛典×新田真剣佑『名も無き世界のエンドロール』/photo:You Ishii
  • 岩田剛典×新田真剣佑『名も無き世界のエンドロール』/photo:You Ishii
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  • 岩田剛典『名も無き世界のエンドロール』/photo:You Ishii
  • 新田真剣佑『名も無き世界のエンドロール』/photo:You Ishii
  • 岩田剛典『名も無き世界のエンドロール』/photo:You Ishii
物語の始まりは、似た境遇で育った幼なじみ、キダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)の学生時代から。強い絆で結ばれた2人は転校生のヨッチ(山田杏奈)と出会い、3人で平穏な日々を過ごしていた。そんな彼らの青春は“ある時点”を境に、別々の道へ。しかし、かたや裏社会の人間、かたや実業家となったキダとマコトには、ある目的があった…。

ラスト20分の真実。この世界の終わりに、あなたは心奪われる――。

『名も無き世界のエンドロール』(C)行成薫/集英社(C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
こんなキャッチコピーからも分かるように、『名も無き世界のエンドロール』は実に巧妙で厄介な作品だ。友情と恋心がもどかしく交錯する青春映画かと思えば、衝撃をはらむサスペンスの香りも。そのため、初共演の岩田さんと新田さんも、プロモーションに四苦八苦!? 親友同士を演じた親密さを漂わせつつ、物語の秘密を共有する者同士の“共犯感”を匂わせつつ、作品やお互いのことについて語った。

岩田剛典「まっけんは本当にいい具合に闇を匂わせる」


岩田剛典×新田真剣佑『名も無き世界のエンドロール』/photo:You Ishii
──キダとマコトは幼なじみであり、同じ女の子に想いを寄せる者同士でもあります。

岩田:キダの立場から言えば、マコトのような親友がいること自体は幸せなことだなと思いました。人生のいろいろな出来事を同じ目線で共有してきた唯一の人間ですから。キダにとってのマコトは他に変えることのできない、すごく大切な存在なんです。

新田:ただ、キダがマコトを思うほど、マコトはキダを思っていないのかもしれなくて…。

岩田:そう考えると、切ないよね(笑)。

新田:はい(笑)。でも、マコトにとってはヨッチが“世界の全て”だから。キダのことも大切に思ってはいるけど、やっぱりヨッチが一番なんです。

岩田:そこがマコトとキダの違いで、マコトは真っ直ぐなんですよね。その点、キダはもっと受け身。ヨッチへの想いがありつつ、マコトも大事で。現状に抗う気持ちと寄り添う気持ち、その間で生まれる葛藤を常に抱えながら生きているんです。

『名も無き世界のエンドロール』(C)行成薫/集英社(C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
──恋心すら内に抱える点には共感できましたか?

岩田:でも、親友と同じ人を好きになったら僕も引くと思う。キダと同じですね。

新田:引くんだ!

岩田:うん、引く引く(笑)。

新田:僕もです。

岩田:僕もかい(笑)。

新田:争いは嫌いなんで(笑)。それに、マコトの場合はキダの気持ちを知りませんでしたから。知っていたらどうなっていたか、そこはちょっと分からないですよね。

新田真剣佑『名も無き世界のエンドロール』/photo:You Ishii
──そんな親友関係を初共演にして演じ、お互いにどんな印象を持ちましたか?

岩田:マコトって、難しい役だと思っていたんです。やることはストレートだけど、そこには闇があって。闇の出し方が難しいだろうなと。でも、まっけんは本当にいい具合に闇を匂わせるんです。匂わせ過ぎてもサスペンスとして成立しないし、匂わなければ表面的な役になってしまう。それを、実は意識して調節しているんですよね。表情も、話すスピードも、トーンも。まっけんがそうやって早い段階からマコト像を示してくれていたので、僕もキダになりやすかったです。

新田:マコトも正義感の強い人ではありますけど、キダは正義そのもの。正義を貫くキダがいて、ちょっと矛盾しているマコトがいて。しかも、マコトのことを誰よりも考えてくれている。物語上、実は一番つらい役目なんですよね。そう思えたのは、岩田さんがキダを繊細に演じていたからだと思います。それに応えるお芝居を僕もできるように臨みました。

『名も無き世界のエンドロール』(C)行成薫/集英社(C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
──その“つらさ”を岩田さんは自覚していましたか?

岩田:そうですね。ただ、確かにつらい役ですけど、ある意味客観的な役どころでもあるので。観客と同じ目線で物事を受け止めていくというか。そのせいか、キダのつらさに飲まれるようなことはなかったです。むしろ前向きな気持ちでいられたような(笑)。地方ロケで集中できる環境だったのも、作品と健全に向き合えた理由かもしれない。

《text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii》

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