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坂元裕二『花束みたいな恋をした』大ヒットを語る、30代の菅田将暉&有村架純で続編計画も!?

『花束みたいな恋をした』の大ヒットを記念して、脚本家・坂元裕二登壇のトークイベントが実施された。

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『花束みたいな恋をした』大ヒット記念 トークイベント (C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
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  • 『花束みたいな恋をした』大ヒット記念 トークイベント (C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
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  • 『花束みたいな恋をした』(C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
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  • 『花束みたいな恋をした』 (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
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菅田将暉、有村架純が共演し、観客動員&興行収入共に異例の初週超えで2週連続NO.1を記録した映画『花束みたいな恋をした』。2月11日(木・祝)、本作の大ヒットを記念して、映画オリジナルのラブストーリーを手掛けた脚本家・坂元裕二登壇のトークイベントが行われた。

>>『花束みたいな恋をした』あらすじ&キャストはこちらから

興行収入ランキング15週連続1位の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を抑え、初登場No.1の大ヒットスタートを切ると、2週連続NO.1となった本作。「坂元裕二は本当に恐ろしい。土井裕泰の繊細な演出も見事だし、菅田将暉と有村架純のリアルな存在感も凄かった」「今まで見た日本の恋愛映画で一番好きかも。坂元裕二さんの作品の世界観は間違い無いね」といった声が贈られている。 

この日、坂元さんは集まったファンに向け、「上映が終わったばかりで、映画の余韻に浸れないよという方もいらっしゃるかもしれません。朝帰りした日に麦くんとの良い思い出に浸っていた絹ちゃんが、両親に邪魔されたときのように、僕が登場して上書きするのが申し訳ないなという気持ちです。耳障りな方はイヤホンをしてください(笑)」と、劇中のエピソードに寄せて挨拶。すると会場は大きな拍手で応じた。

坂元裕二、TikTokの“再現”動画を楽しむ


『花束みたいな恋をした』 (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
まずは本作の大ヒットに対し、どんな気持ちかと問われると「TikTokを見ていたら、高校生の男の子3人がトイレットペーパーを抱えて走り回っている動画をアップしていたり、カップルが多摩川を歩きながら、自分たちでナレーションをつけて動画を作っていたり、色々な人達に楽しんでもらっているんだなと思うと、こんなに嬉しいことはなかなかないです」と、映画を再現する動画を楽しんでいる様子。

『花束みたいな恋をした』(C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
思わず語りたくなる映画として、SNSでも様々な感想が広がっている中、「皆さん解釈がそれぞれ違っていて、自分と照らし合わせる方もいれば、一歩引いて観る方もいるし、男女で考える方や、おひとりおひとりが自分の思い出と重ねる場合もある」と話し、「TVドラマだと皆がこう思っているから、と参考にしてその続きを書いたりもしますが、映画だと僕の手からはもう離れているので、こうやって観た人ひとりひとりの物語になっていくんだな、この映画はお客さんの映画になれたんだな、と感じてすごく嬉しいです」と喜びを噛み締めて語る。

「30代の麦と絹が観たい」土井監督に続編計画!?


『花束みたいな恋をした』 (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
観客の感想には、自身の過去や経験と置き換えたものも多く、「この仕事は長いですが、作った作品が誰かのものになることはこんなに幸せなことで、このために作っているんだな、って初めて知って、尋常じゃない興奮をしています」と数多くのヒット作を手掛けながら、映画初のオリジナルラブストーリーを通じてこれまでにない感情が沸き立ったという坂元さん。

「なんで皆映画好きなのかな?って思っていたんですけど、こういう楽しみがあるんだなと気づきました。お話を頂けたら、またやってみたいなと思います」と、再度、映画脚本を手掛ける可能性も示唆。

さらに「土井監督は『花束みたいな恋をした』の続編をやりたいって言っていました。30代の麦と絹が観たいそうですが、5年後なんてあっという間ですからね。30代の恋というのもなかなか辛いものがあると思うので、『それはきついんじゃないですか?』と伝えたんですけど、土井さんはあまり普段こういうことを言わないのでよっぽどやりたいんだと思います」とまさかの続編計画も!?

菅田将暉&有村架純を「すごい」と思った瞬間とは?


『花束みたいな恋をした』 (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
本作の好きなシーンを尋ねられると、「いっぱいありますけど、絹ちゃんの転職について麦くんと喧嘩するシーンで、転職先の“遊びを仕事に、仕事を遊びに”というポリシーを麦くんが『ダサ』って言うんです。それに対して絹ちゃんが『ははっ』て笑うところが絶妙なんです!」と坂元さん。

『花束みたいな恋をした』 (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
「あ、これ聞いたことある! 怒りながら気を遣われているときの笑い声だ! と思いました。台本には『(微笑って)ま、そこはダサいとは思う』って台詞を書いていて、有村さんが考えて演じていたのか、自然とそういう演技になったのか、分からないですけどすごいですよね。有村さんに聞いてみたいですけど、秘密にされそうです(笑)予め設計してお芝居をされている方も存在しますが、有村さんはどういう考えで演じているのか分からないのが素敵ですね」と、再度注目して観たくなるような細かいポイントを挙げる。

「二人の5年間の日記をA4、40枚くらい書きだした」ことが始まり


『花束みたいな恋をした』 (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
また、本作は当初全然違った企画で進んでいたようで「『ブルージャスミン』や『ヤングアダルト』のようなちょっと困った人というか、世間と上手くいかない後ろ指刺されるような人たちを描こうと思っていて、土井監督と『世界に一つのプレイブック』のような作品を想定しながら話をしていたんです」と打ち明ける。

「でもそういう役を演じる菅田さんと有村さんが自分の中で上手く動き出さなくて、何か違うなと3、4ヶ月経ってしまいました。そのときプロデューサーの方に、『ゆっくり考えて、一筆書きで書いてみたらいいんだよ』って言って頂いて、この二人の5年間の日記をA4、40枚くらい書きだしたら映画になるんじゃないかな?と思って、そこからは一週間ほどで完成しました。映画に登場するモノローグも日記を参考にしています」と、本作のベースが麦と絹の日記であったことを明かす。

『花束みたいな恋をした』 (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
結果的にごく普通の男女たちによるラブストーリーになった本作。「この作品の台本を執筆している最中に一度菅田くんと遭遇したことがあるんです。なんか青いシャツを着ている人がいるなと思っていたんですけど、その方が菅田くんだと気づいたのは1時間後ぐらいで、素晴らしい俳優さんはオーラを自在に操れるんだなと思いました」とふり返る。

『花束みたいな恋をした』 (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
「有村さんも『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で施設を回っていたときにお会いしたんですけど、そのときも有村さんだと気がつかなくて。普段はキラキラした俳優さんなのに、この映画でも普通の子として映っていて、すごいなと思いました」と目には見えない内側からの演技を称賛する。

『花束みたいな恋をした』大ヒット記念 トークイベント(C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
最後に、「次回は(麦による)『劇場版ガスタンク』を皆で焼きおにぎり食べながら観たいですね」と坂元さん。「期せずしてこの一年間、文化は私たちの中で何なのかということを問いたださないといけない時期を過ごし、映画や音楽、演劇界の中でも色々な岐路に立っています。その一端を担う映画となれたら嬉しいです」と、“カルチャー”への思いを語ると「また何かの機会でゆっくり、オールナイトでお話できる機会がくることを楽しみにしております」とファンに向けてメッセージを贈っていた。

『花束みたいな恋をした』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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