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松本まりかが連ドラ初主演、“いくつもの素顔”をもつ女に! 連動プロジェクト「向こうの果て」

松本まりかが連続ドラマ初主演を務めるWOWOWオリジナルドラマ「向こうの果て」の放送が決定した。

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WOWOWオリジナルドラマ「向こうの果て」
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松本まりかが連続ドラマ初主演を務めるWOWOWオリジナルドラマ「向こうの果て」の放送が決定した。

舞台は、昭和60年の東京。痴情のもつれからアパートの一室で放火殺人が発生。逮捕された池松律子と、死亡した小説家・君塚公平は幼なじみだった。担当検事・津田口の取り調べに、どこか浮遊しているような態度でするりと躱していく律子。津田口は、事件の真相を追って、これまでに律子と関わってきた人物たちと接触していく。

次第に明らかになってくる律子の数奇な人生と、彼女を取り巻く男たちの姿。しかし、彼らが口々に証言する律子の印象は、全てがバラバラであった。やがて津田口は、律子と公平が幼少期を過ごした昭和30年代の青森・津軽に事件の真相を解くカギがあると睨み始める――。

本作は、ドラマ・舞台・小説と、3つのコンテンツで展開されるオリジナルシナリオの連動プロジェクトのひとつ。舞台版は、いま最も注目される劇団「ゴツプロ!」が手掛け、4月より上演。旗揚げ以来、男性キャストのみで公演を行ってきたが、今作では初の女性キャストとして小泉今日子が出演することが決定している。そして小説は、4月に幻冬舎より発売予定。3つともにアレンジが加えられるため、それぞれ一味違った物語を味わうことができる。

そして今回、ドラマ版の主演が明らかに。夜叉のような女、娼婦のような女、嘘つきな女、柔らかな女、太陽のような女…“いくつもの素顔”をもつ女性・池松律子を演じる松本さんは、台本を読み、「体が疼き、自分の細胞が目を覚ましていくような感覚でした」と感想を語り、「こういう作品をやってみたかったですし、ずっと求めていたような作品です」と気合十分。

また役に関しては「彼女のことを理解するのは前途多難」と言い、「接する相手によって見せる顔が全然違うんですが、多重人格ではないし、意識的に演じ分けているわけでもない。彼女の奥にある核心に触れないと、チープな表現になってしまうなと思っています。台本を読めば読むほど深みにはまっていく感覚です。それでも、彼女を演じたいという気持ちがメラメラと沸いてくるんです」と語る。

劇中では、津軽三味線を披露する松本さん。稽古については「難しくてまだまだですが、三味線の稽古はすごく楽しいです」と話し、「令和の時代に、こんなにも人間の本質をえぐりだす作品はなかなか観られないと思います。今では希薄になってしまった人と人との結びつきや、人間ドラマは、本当の意味で琴線に触れる作品になると思います。私自身、まだ演じる律子がどんな女かわかり得ない部分ばかりで挑戦でもありますが、彼女は接する相手それぞれからは全然違う顔を持つ女に見えています。どんな女に見えるのか、本当の律子はどんな女なのか。ラストも衝撃的なので、ぜひ最後までご覧ください」と視聴者へメッセージを寄せている。

監督は、「全裸監督」『下衆の愛』『ミッドナイトスワン』などを手掛けてきた内田英治。「彼女がまだ10代の頃、私の作品『ガチャポン』に出演していただいた。くしくも、彼女にとって初めての映画出演、僕は初めての監督作品だった」とふり返り、「そして今作。松本まりか、初めての連続ドラマ主演作品だ。この巡り合わせを、単なる偶然とは思えない。きっと素晴らしい作品になるだろう」とコメントしている。

WOWOWオリジナルドラマ「向こうの果て」は5月14日より毎週金曜日23時~WOWOWプライム&WOWOWオンデマンドにて放送・配信(全8話/第1話無料放送)。TELASAでは各話終了後配信。

ゴツプロ!第六回公演「向こうの果て」は4月23日(金)~5月5日(水・祝)本多劇場にて上演。
《シネマカフェ編集部》

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