企業の破たんと共に長年住み慣れた家を失った女性が、“現代のノマド=放浪の民”として車上生活を送り、季節労働の現場を渡り歩く様を描いた『ノマドランド』。本年度アカデミー賞に作品賞、監督賞、主演女優賞ほか主要6部門にノミネートされ、注目を集める本作について、クロエ・ジャオ監督、フランシス・マクドーマンド、そして役者としても参加した一般のノマドたちが映画にかけた希望や並々ならぬ想いを語る特別映像が解禁となった。>>『ノマドランド』あらすじ&キャストはこちらから今回解禁された特別映像では、アカデミー賞監督賞、脚色賞、編集賞にノミネートされているジャオ監督や、プロデューサーだけでなく主演も務めた名優マクドーマンド、3年の月日をかけてノマドと触れ合いながら原作ノンフィクションを執筆したジャーナリストのジェシカ・ブルーダー、そして原作にも登場し、映画の撮影にも協力的に参加した一般ノマドのリンダ・メイやスワンキーたちが、まるで全員が昔からの顔なじみのノマドのように撮影に挑むメイキング映像や、インタビューに答える様子が収められている。監督のオファーが来るまで、ノマドたちの生活の実情を知らなかったというジャオ監督が原作を読んで感銘を受けたことや、原作が発売された年にすぐ独占映画化権を取得するほどノマドの生き様に惚れ込んだマクドーマンドがファーンというキャラクターに深みを与えるために自身のエピソードを役に投影していたという裏話も。また、リンダやスワンキーがノマドの人生について直接的に言及する様子など、映画に関わったそれぞれの重要人物がそれぞれの想いを語っていく様子が、厳しくも雄大なアメリカ西部の風景に抱かれた本編映像とともに映し出されていく。「ジェシカが3年間の取材で出会った豊かな出来事や人々をひとつなぎの旅にすることが私のゴールだった」とジャオ監督。その中の1人であるリンダも、「この作品は絶望的な状況にいる人に“別の生き方もある”と道を示してくれる」と語る。最後にも監督は、自身が得意とするマジックアワーの圧巻の映像美が映し出されるなか、「広大で美しいアメリカ西部には特別な力があって、あらゆる世代に訴えかける。“あなたは独りじゃない、大きな何かの一部なのだ”と。観る者を励まし、最後に希望を残してくれる」と力強く語っている。『ノマドランド』は全国にて公開中。
デンゼル・ワシントン&フランシス・マクドーマンド主演、戯曲「マクベス」を基にした実写映画のティザー動画公開 2021.9.22 Wed 12:24 ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「マクベス」を基にした実写…