父が消え、家族が強制収容所へ連行…『トゥルーノース』本編シーン映像
北朝鮮強制収容所の内情と過酷な環境で生きていく家族とその仲間たちが生き抜いていく姿を3Dアニメーションで描く『トゥルーノース』より本編映像が到着した。
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今回の映像は、1950年代から1984年まで続いた“在日朝鮮人の帰還事業”で北朝鮮に渡った主人公ヨハン一家の父が失踪し、母が電話でその安否を心配するシーンから始まる。
そして夜中、党の人間が夫が深刻な罪を犯したと告げ、突然乗り込んできた。そして家をめちゃくちゃに荒らされ、着の身着のままトラックの荷台に乗せられてしまう。母の戸惑い、幼い子どもたちの表情から、彼らの不安が一気に伝わる場面となっている。
本作をいち早く鑑賞した俳優の滝藤賢一は「ずば抜けた映画だ」と絶賛。熊切和嘉監督は「苛烈の隙間に見えた満天の星空と、壁に貼られた花びらの鮮やかさ。自分がいかに大切なことから目を逸らして生きているかを思い知らされた」と感想を語り、武正晴監督は「どうかお子さんを連れて劇場で家族と観て頂きたい」とメッセージを寄せている。
『トゥルーノース』は6月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。