“職業:表現者”として「王道・正統派な役柄も」
――今回の攻めた役柄もとても魅力的でしたが、今後演じられたいのはどんな役柄でしょうか?
恋愛ドラマでキラキラした役をやったことがなくて。ジュノンボーイなんですけどね(笑)。こういう攻めた役柄だけじゃなくて、「王道・正統派」な役柄もやっておかないと、エッジが効いた役柄ばかり極めすぎたらもう戻れない気がしてちょっと心配しています(笑)。
YouTubeなど発信する場所が増えたので、 「職業:表現者 犬飼貴丈」としてもっと活動していきたいです。
――最後に、本作をどんな方に観ていただきたいか、作品の見どころと一緒に教えてください。
自分がラップという新たなことに挑戦しているのでそこを観てもらいたいのはもちろんですが、作品に携わった全員の前のめりさが作品のテーマや狂気度とマッチしていて、「人間の業」が露わになるところも見どころだと思います。
まだお酒を飲んだことがない10代の方には“お酒って飲み方を間違えるとこんな風になってしまうんだ”ってことと“こんな環境もあるんだなぁ”っていう怖さを知ってもらえると思います。実際に飲酒をする方にとってはお酒との付き合い方についての啓発にも繋がるかと思います。
ただ恐怖を与えるだけでなくエンターテインメントとして昇華されていることにこの作品の意義があると思うので、そこは楽しんでもらいたいです。