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日本から韓国の初恋の人へ…韓国映画『ユンヒへ』手紙で想いが伝わる本編映像

今年最後の「ふみの日」12月23日に合わせ、話題の韓国映画『ユンヒへ』から、手紙を書く人とその相手への想いが伝わる印象的な本編映像が到着

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『ユンヒへ』 (C)2019 FILM RUN and LITTLE BIG PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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12月23日は今年最後の「ふみの日」。そこで、話題の韓国映画『ユンヒへ』から、手紙を書く人その相手への想いが伝わる印象的な本編映像がシネマカフェに到着した。


>>『ユンヒへ』あらすじ&キャストはこちらから

今回到着したシーンは、北海道・小樽に暮らすジュン(中村優子)が、自室で高校時代の初恋の相手であるユンヒ(キム・ヒエ)への手紙を書いている場面。シーンの冒頭で、かつてユンヒに撮ってもらった自分の写真を大切に飾っている様子を捉えているが、書く手を止めて思いを馳せるような表情を浮かべるジュンが見せた微かな笑みは、この場所でユンヒに向けて手紙を書いている瞬間が自分を解放させるひとときであることを感じさせる。

このシーンでジュン自身が言葉を発することはないが、手紙の相手であるユンヒにその内容を直接語りかけるような、ジュンによるモノローグが静かでありながらも強い印象を残している。

イム・デヒョン監督は、以前から書簡形式で繰り広げられる物語に魅せられていたといい、本作の脚本に着手する前に読んだシュテファン・ツヴァイクによる短編小説「見知らぬ女の手紙」からの影響を明かす。

本作で、ジュンとユンヒがそれぞれの想いを伝え合う方法は直接交わす言葉でも、メールでもなく手紙。その内容は手紙を書いている人物によるモノローグを通して観客に共有される。映画に散りばめられたこのモノローグにより、ジュンとユンヒの人となりがはっきりと伝わってくる構成になっている。

ジュンを演じた中村優子はイム・デヒョン監督の提案により、このモノローグを正式に録音する際のガイドにするために、中村さん自身の撮影が全て終わった直後に、手紙の朗読を北海道の現場でリハーサルとして録音したことを明かす。

正式な録音作業はその録音の約3か月後に韓国で行われたが、監督からはその当時の読み方をベースにしてほしいとリクエストがあったといい、中村さんは同じトーンで朗読することを心がけたという。中村さんは、その録音作業を振り返り、「表現としてはまだブラッシュアップされていない荒いものだったのですが、ジュンとして生きたその感覚が鮮烈なまま声に乗せることができて、撮影直後のタイミングでガイドを録ろうと言ってくださったイム・デヒョン監督の判断は素晴らしいと思いました」と振り返っている。

『ユンヒへ』は2022年1月7日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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