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Chara『スワロウテイル』以来26年ぶりの演技に挑む 阿部寛主演「すべて忘れてしまうから」

阿部寛が主演する、初の日本発ディズニープラス「スター」オリジナルドラマシリーズ「すべて忘れてしまうから」に、岩井俊二監督の映画『スワロウテイル』以来26年ぶりの演技となるChara、そして阿部さんとは15年ぶりの共演となる宮藤官九郎が出演することが分かった。

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「すべて忘れてしまうから」Chara
「すべて忘れてしまうから」Chara
  • 「すべて忘れてしまうから」Chara
  • 「すべて忘れてしまうから」宮藤官九郎
  • 「すべて忘れてしまうから」(C) 2022 Disney
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阿部寛が主演する、初の日本発ディズニープラス「スター」オリジナルドラマシリーズ「すべて忘れてしまうから」に、岩井俊二監督の映画『スワロウテイル』以来26年ぶりの演技となるChara、そして阿部さんとは15年ぶりの共演となる宮藤官九郎が出演することが分かった。

阿部さんにとってキャリア初の配信ドラマ出演となる本作は、ハロウィンの夜に突如姿を消した“彼女”をめぐる、ミステリアスでビタースイートなラブストーリー。演じるのは、大した賞も大ヒット作もないまま小説を描き続けているという地味で主体性がないミステリー作家“M”それまで他人にも自分にも無関心だった“M”が、消えた“彼女”を探すのがストーリーの主軸となる。

今回、新たに主人公Mが通う行きつけのバーであり、ハロウィンの夜に彼女が消えた場所でもある、物語のキーとなる“Bar灯台”にかかわるキャラクターたちのキャスト情報が解禁。そのオーナー役には、演技は1996年公開の『スワロウテイル』以来26年ぶり、配信作品はもちろん、ドラマ作品への出演も本作が初となるChara

そして同じバーで働く元バンドマンの料理人役を宮藤官九郎が務める。Charaさんが主演の阿部さんと共演するのは今回が初、そして宮藤さんは『大帝の剣』(’07)以来2度目の共演となる。

物語の重要な場所でもあるBar灯台のオーナー・カオル役を務めるCharaさんは、出演を快諾した理由を「音楽絡みの役柄だったのと、私にやって欲しいという熱意が伝わったからです」と語り、また、「新しい事をやるのは、とても楽しいからね」と新たな挑戦への興味もあったことを明かした。

本作で演じるカオルと自身が似ているところを聞かれると、「Charaに寄せてくれたんでしょうか? 女性でシングルマザーで息子もいるところと音楽を愛しているところかしら? カオルさんの方が謎めいてるかな」と重なるところも多かった様子。主演の阿部さんに関しては、「かっこよかったです。声とか低くて素敵でした」と初めて会ったときの印象を明かした。

Bar灯台の料理人・フクオ役を演じる宮藤さんは、「嬉しかったです。俳優として連続ドラマに出るのも久しぶりですし、阿部さんとも15年ぶりの共演だし。監督陣はじめスタッフも若く才能溢れる方々だし、何しろ衣裳がいちいちオシャレで、着て帰りたいくらいでした」とふり返る。

今回演じる料理人・フクオに関しては、「なんか、いい加減に生きているように見えて、自分の半径数メートルの世界を大事にしているんだろうなと。20代半ばまで深夜営業の居酒屋でバーテンのような事をしていたので、自分でも驚くほど自然に溶け込むことが出来ました」と、自身の昔の経験が今回演じる上で役に立ったことを明かし、久々の共演となった阿部さんとは、「いい声でボソっと、くだらない事を仰るところは、まるで変わってなくて、懐かしかったです」と久々の撮影に昔を思い出す場面もあったそう。

さらに、本作の魅力については、「現場でもらう差し込みの台詞がいちいち秀逸で、そのディティールに、監督が何を大切にされているかが滲み出ているような気がして、そういう細部にこそ、このドラマの本質があるんじゃないかなと思いました」と、脚本家でもある宮藤さんならではの視点で本作に触れた。

製作陣からは2人の起用について、「Charaさんは、映画『スワロウテイル』での圧倒的な存在感は多くの邦画ファンの脳裏に鮮烈な記憶として刻まれています。その元来のカリスマ性が、本作の持つ誰の記憶にも繋がるような日常ドラマを、特別な味わいに仕立ててくれるものと確信して、監督たちの満場一致を受けてご出演を依頼しました」とオファーの経緯が明らかに。

また、宮藤さんに関しては、「人間・宮藤官九郎には格別な色気が漂っています。それは人生において様々な事象を深く見つめ、触れてきたからこそ醸し出されるものだと思いますし、そんな宮藤さんだからこそ、掴み所のないフクオという役柄に実在感を持たせることができると思いました」とオファー理由を明かしてくれた。

併せて、Charaさん演じるカオルと宮藤さん演じるフクオの場面写真も初解禁。カオルが満面の笑みでワイングラスを傾けながら談笑する姿と、フクオがリラックスした表情でドラムを演奏しようとしている姿、どちらも劇中のキャラクター性はもちろん2人の個性が伝わってくるものとなった。

2人はそれぞれ、作品を楽しみにしているファンに向け、「独特のドラマスタイル。原作から、気になっている人も、役者さんから気になる人も楽しめるといいな」とCharaさんは語り、宮藤さんは「無理に感情を誘導せず、強引に盛り上げたり、泣かせようとしたりせず、それでも、大人の子供っぽさとか、若者の達観とか、生きにくい社会とか、現代を切り取っている、珍しいドラマだと思います。その中で、珍しくオシャレな服を着て、珍しく良いこと言ったり言わなかったりしている僕を観てください」とコメント。

本作は、燃え殻による同名原作(扶桑社刊)を、『あのこは貴族』岨手由貴子監督ほか、沖田修一監督、大江崇允が監督・脚本を手掛けドラマ化した。

「すべて忘れてしまうから」は9月、ディズニープラス「スター」にて独占配信。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《シネマカフェ編集部》

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