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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、ゴッサム賞で作品賞と助演賞を受賞

毎年ニューヨークで開催されているインディペンデント映画の祭典、ゴッサム賞授賞式が開催された。

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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』キャスト&スタッフ  Photo by Slaven Vlasic/Getty Images for GreenSlate
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』キャスト&スタッフ Photo by Slaven Vlasic/Getty Images for GreenSlate
  • 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』キャスト&スタッフ  Photo by Slaven Vlasic/Getty Images for GreenSlate
  • 『EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE(原題)』© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
  • ミシェル・ヨー Photo by Rich Fury/Getty Images for SXSW

毎年ニューヨークで開催されているインディペンデント映画の祭典、ゴッサム賞授賞式が開催された。

A24史上最高のヒット作となった『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が最高賞の作品賞、同作に出演したキー・ホイ・クァンが助演賞を受賞した。

キーは受賞スピーチで、「セカンドチャンスをくれた」として監督のダニエル・クワン&ダニエル・シャイナートに感謝を伝えた。「去年の今頃は、ただ仕事がほしいと思っていました。これ以上、最高なことはないだろうと思っていたら、ありましたね」と、役を得られた上に受賞できたことを大喜び。「インディペンデント映画では、他ではチャンスを得られない俳優たちが、チャンスを見つけるということがよくあります。私がまさにそうでした。本当に久しぶりに、セカンドチャンスをもらえたのです」と語った。

作品賞の受賞スピーチでは、クワン監督が「(最近では)オリジナルのストーリーを伝えることが難しくなっており、インディペンデント映画ではなおさらです。インディペンデントのオリジナルストーリーが観客を集め、知ってもらうというのはまさに奇跡です。だから、この会場にいるみなさんは不可能に近いような、でも必要とされている仕事をしている人たちだと思いますよ」とインディ業界の同士を称えた。

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』にはミシェル・ヨー、ジェイミー・リー・カーティスらが出演。日本公開は2023年3月3日。


《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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