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トム・ハンクス息子トルーマン・ハンクス、『オットーという男』出演の経緯明かす

トム・ハンクス主演最新作『オットーという男』で、若き日のオットー役を演じるのはトム・ハンクスの息子トルーマン・ハンクス。本作に抜擢された経緯について語った。

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トム・ハンクス主演最新作『オットーという男』で、若き日のオットー役を演じるのはトム・ハンクスの息子トルーマン・ハンクス。本作に抜擢された経緯について語った。


>>『オットーという男』あらすじ&キャストはこちら

本作は、スウェーデン発の世界的ベストセラー小説を映画化した『幸せなひとりぼっち』ハリウッドリメイク。『プーと大人になった僕』のマーク・フォースターが監督を務め、主演のトムが自らプロデューサーも兼任している。最愛の妻に先立たれ、孤独に生きてきた“町一番の嫌われ者”オットーが、お節介なご近所さんとの交流を通してその人生が一変していく様子が描かれる。

本作では若き日のオットーと最愛の妻・ソーニャの交際の様子が回想シーンで語られるが、若いオットーを誰に演じてもらうか、という問題にマーク・フォースター監督は頭を悩ませた。

本作のプロデューサーであり、トム・ハンクスの妻であるリタ・ウィルソンは、「マークが言っていたんです。自分が映画を観ていて興ざめするのは、キャラクターが若かった頃の回想シーンで、若い俳優の見た目や立ち居振る舞いが年配の俳優に似ていないときだって。彼からトムの息子で俳優のコリンとチェットのことを聞かれましたが、二人にはこの役は若すぎました。その年頃のトムに一番よく似ているのがもう一人の息子トルーマンなんですが、彼は役者ではありません。でも彼に会わせてほしいとマークに言われたんです」と、当時をふり返る。

トム・ハンクス、リタ・ウィルソン、トルーマン・ハンクス

マーク・フォースター監督は、「トトルーマンとはニューヨークで会いました。80年代後半の頃のトムが目の前に座っている気がしました。嬉しかった。彼はすごく魅力的でした。自分は役者ではない、とはっきりと言ってくれたのもその魅力の一つでした。一緒に本読みを少ししてみたら、すごく自然で素晴らしかったんです。しっくりときて自然な感じがしたんです」と、起用した経緯を話す。

トルーマンは映画業界の中でも俳優ではなく、撮影の仕事に携わっているが、俳優デビューとなった今回の大抜擢について「滅多にないチャンスでした。まだ決めかねているときに、友人が『この役を演じることで、今後自分のカメラワークや判断に役立つことがあるはずだ。カメラの前に立つ人の気持ちがわかるだろう。映画は協同作業で作りあげるものだから、役者の仕事を経験することでわかることがあるはずだ』ってね」と、友人に背中を押してもらったと話す。

そして、この新人俳優が助言を必要とした場合、彼には相談相手に最適な父親がいる。「父は、いろいろな立ち方、歩き方について教えてくれました。たとえば、父がオットーを演じるときに取り入れた、指をさす仕草など、いくつかの癖についても教えてくれました。一貫性を持たせられるように」と、名優である父、トム・ハンクスからアドバイスをもらったことを明かした。

思わぬ形で俳優デビューを飾ったトルーマン・ハンクス。その演技にも注目したい。

『オットーという男』は3月10日(金)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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