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誰もが見て見ぬふりをする“闇”に気づいたとき「わたしは どうする?」『アシスタント』予告編

架空の映画会社の1日が、『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』にも連なる目に見えない“闇”を明るみにする『アシスタント』。この度、予告編と本ポスターが解禁された。

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架空の映画会社の1日が、『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』にも連なる目に見えない“闇”を明るみにする『アシスタント』。この度、予告編と本ポスターが解禁された。


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解禁となった予告は、“夢の仕事についたはずだった”ジェーンの“ある1日”を切り取ったもの。名門大学を出たにもかかわらず、彼女は組織で最も力のないヒエラルキーに属するゆえ、夢を抱いていたクリエイティブな仕事は一切やらせてもらえない。

電話に出る、コピーをとる、郵便物を開ける、コーヒーを淹れる、掃除をする…といった雑用に追われていた。

「下っ端だから」「女性だから」という差別による役割分担とルーティンに追われ、次第に自尊心を奪われ無力感を覚えていくジェーン。そんな中、会社のトップの不正を確信したジェーンは「会長が新人アシスタントのホテルに…」と性的搾取の可能性を人事部へ訴えかけるが――。

ベルギーの女性監督シャンタル・アケルマンが“平凡”な主婦を追った『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り 23番地』(1975)にインスパイアされた本作は、ほぼセリフなし。1人の女性の感情の揺れを淡々と働くアクションと微妙な表情の変化だけで見せる、「オザークへようこそ」「令嬢アンナの真実」のジュリア・ガーナーの見事な演技にも注目の映像となっている。

また、「わたしは どうする?」とキャッチコピーが添えられたポスターは、入社5か月目でまだ職場に自分の居場所がないジェーンの戸惑いを捉えたもの。一体何が自分の夢だったのか、何が正しいのか、そして何がやるべきことなのか。

ハラスメント体質が根深く浸透した会社で、日々傷ついていく心を殺して機械のように業務を遂行するものの、組織に完全には染まりきれないジェーンの、複雑な表情を映したビジュアルとなっている。

『アシスタント』は6月16日(金)より新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。


《シネマカフェ編集部》

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