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日々積み重なる静かな痛み…『アシスタント』主人公の24時間捉える特別ポスター

ジュリア・ガーナー主演『アシスタント』より特別ポスターが解禁された。

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『アシスタント』© 2019 Luminary Productions, LLC. All Rights Reserved.
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ジュリア・ガーナー主演『アシスタント』より特別ポスターが解禁された。


>>『アシスタント』あらすじ&キャストはこちら

憧れの映画業界で就職した主人公が、この世界の<闇>に直面し、行動を起こそうとする姿を描く本作。<#Me Too運動>を題材に、今日の職場における搾取や性差別といった問題を、主人公の視点で観客に訴えかける。監督は、『ジョンベネ殺害事件の謎』(2017)で知られるドキュメンタリー映画作家のキティ・グリーンが務めた。

この度解禁された特別ポスターは、『戦場のメリークリスマス 4K』『WKW 4K』『エゴイスト』などを手掛けたデザイナー・成瀬慧によるもの。

まだ暗いうちからタクシーで出社する早朝、上司に関係を強要されたであろう女性のイヤリングを見つけた午前中、お茶汲みの間に受ける先輩スタッフからの仕打ち、休憩を終えたと思えば、女性だからと言う理由で子守りを押し付けられる午後…。

静かな、だが確実に積み重なっていく痛みに耐える主人公ジェーンの<24h>のシーンカットをベースに制作された。

成瀬氏は「主人公ジェーンは、常に女性の誰にでも置き換え可能な存在として会社にいます。一日の中で彼女がそう感じたことがいくつあっただろうか。この映画がサスペンスとして見えてきたとき、置き換え可能な存在かもしれない自分、という不安と共鳴しているのかもしれません。オフィスの蛍光灯は彼女の存在を、会社のデスクや壁に馴染むくらいにしか照らしてくれません。ステーショナリーの方がカラフルで目立っているかも知れません。そんな彼女の存在を照らす微小な光を探し、増幅させながら、彼女のコントラストを映画の外で浮かび上がらせました。それは希望の光とかではなくて、他者に纏っている光や色があることを認識して、ジェーンは次の日を迎えるべきと思うからです」とコメントを寄せている。

24時間のあいだ、まるで透明な存在のように様々な暴力の矛先になるジェーン。自分の意見はほとんど述べず、寡黙に状況を見つめる彼女の目を通じて、観客は自分が同じ立場ならどうするか考えさせられる。

一つの確信によって、自らも気づかぬうちに組織のシステムに加担していることを知ったとき、どんな選択をすべきなのか。全ての人に問いかける、87分の静かな衝撃作だ。

『アシスタント』は6月16日(金)より新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。


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《シネマカフェ編集部》

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