※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【第97回アカデミー賞】王道クラシックから個性的なドレスも!レッドカーペットのファッションチェック

前哨戦の勢いそのまま、『ANORA アノーラ』が最多5部門を受賞し、賞レースの最後を飾った第97回アカデミー賞。今年のレッドカーペットはハリウッドの王道クラシック・スタイルからカラフルな装いまで多様なスタイルのファッションで華やいだ。

最新ニュース ゴシップ
注目記事
第97回アカデミー賞ファッションチェック (C) Getty Images
第97回アカデミー賞ファッションチェック (C) Getty Images
  • 第97回アカデミー賞ファッションチェック (C) Getty Images
  • アリアナ・グランデ Photo by Monica SchipperGetty Images
  • エイドリアン・ブロディ Photo by Savion WashingtonGetty Images
  • エマ・ストーン Photo by Scott KirklandDisney via Getty Images
  • エル・ファニング Photo by Monica SchipperGetty Images
  • キーラン・カルキン Photo by Mike CoppolaGetty Images
  • コールマン・ドミンゴ Photo by Lexie MorelandWWD via Getty Images
  • ジェフ・ゴールドブラム Photo by JC OliveraWWD via Getty Images

前哨戦の勢いそのまま、『ANORA アノーラ』が最多5部門を受賞し、賞レースの最後を飾った第97回アカデミー賞。今年のレッドカーペットはハリウッドの王道クラシック・スタイルからカラフルな装いまで多様なスタイルのファッションで華やいだ。

女性の装いで目立ったのはハリウッド黄金時代を思わせるクラシックなスタイル。ストラップレスのドレスを選んだセレブも多かった。

マイキー・マディソン Photo by Monica SchipperGetty Images

『ANORA アノーラ』で初ノミネーションにして初受賞を果たした主演女優賞のマイキー・マディソンは、『ティファニーで朝食を』のオードリー・ヘプバーンを意識した「ディオール(Dior)」のドレス。黒のトップにペールピンク。「ティファニー(Tiffany & Co.)」のアーカイブのジュエリーを添えた。

ゾーイ・サルダナ Photo by Mike CoppolaGetty Images

同じく初ノミネーションで初受賞を果たした助演女優賞のゾーイ・サルダナ(『エミリア・ペレス』)は、アンバサダーを務める「サンローラン(Saint Laurent)」のワインレッドのドレス。ビーズのトップにバルーン三層のスカート、「カルティエ(Cartier)」のエメラルドとダイアモンドのネックレス。

ストラップレスはミシェル・ヨー、ハル・ベリー、メグ・ライアンなど大人世代にも人気だった。

デミ・ムーア Photo by Savion WashingtonGetty Images

主演女優賞を惜しくも逃したデミ・ムーア(『サブスタンス』)は、「アルマーニ・プリヴェ(Armani Privé)」のシルバーの刺繍ドレス。プランジネックに腰の部分にプリーツでボリュームを持たせたデザインだ。ネックレスは付けず、トレードマークである自然におろしたロングヘアに「ショパール(Chopard)」のイヤリングとブレスレットを合わせた。

モニカ・バルバロ Photo by Savion WashingtonGetty Images

助演女優賞候補のモニカ・バルバロ(『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』)は、「ディオール(Dior)」のピンクのドレス。トップが異素材(シルバーのビーズ)というのも今年のトレンドだ。

アリアナ・グランデ Photo by Monica SchipperGetty Images

オープニングでシンシア・エリヴォとデュエットを披露した助演女優賞候補のアリアナ・グランデ(『ウィキッド ふたりの魔女』)は、レッドカーペットでは「スキャパレリ(Schiaparelli)」のオートクチュール。大きくふくらませたスカートには、19万個以上のクリスタルのスパンコールやラインストーンがあしらわれている。

シンシア・エリヴォ Photo by Mike CoppolaGetty Images

主演女優賞候補のシンシア・エリヴォ(『ウィキッド ふたりの魔女』)は、演じたエルファバにちなんでダークグリーンのドレスをチョイス。「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」の立体的なデザインで存在感を放った。

セリーナ・ゴメス Photo by Mike CoppolaGetty Images

様々なグラデーションを楽しめるピンクは人気色。セレーナ・ゴメス(『エミリア・ペレス』)は、「ラルフローレン(Ralph Lauren)」の淡いピンクのシークインドレス。1万6000個以上のローズモントクリスタルなどのビーズを12人の職人が手縫いで仕上げた。

伊藤詩織監督 Photo by Savion WashingtonGetty Images

『Black Box Diaries』で長編ドキュメンタリー賞候補となった伊藤詩織監督は、鮮やかなピンクとレッドのバイカラーのドレスで登場した。

エル・ファニング Photo by Monica SchipperGetty Images

エル・ファニングは、「ジバンシィ(Givenchy)」の白の総レースのドレス。ウエストを高めの位置で黒のリボンで強調した。髪はアップスタイルで、「カルティエ(Cartier)」の1958年のヴィンテージのネックレスを付け、今夜のトレンドの1つだったクラシックなハリウッド・スタイルを体現した。

ウエストをリボンベルトでマークするスタイルは、マイキー・マディソンや主演男優賞候補のコールマン・ドミンゴ(『シンシン/SING SING』)も取り入れた。

リサ Photo by Mike CoppolaGetty Images

ボンドトリビュートパフォーマンスで、『007/死ぬのは奴だ』のテーマ曲を歌った「BLACKPINK」のリサは、レッドカーペットにタキシードで登場。ロングドレスのような長いジャケットは中国出身のマーク・ゴン(Mark Gong)によるデザイン。

マーガレット・クアリー Photo by Mike CoppolaGetty Images

トリビュートのシーケンスでは、赤のドレスで見事なダンスパフォーマンスを行なったマーガレット・クアリー。レッドカーペットでは背中が大きく空いた「シャネル(CHANEL)」の黒のドレスだった。これは2005年春夏コレクションにインスパイアされたデザインで、ジュエリーも同ブランド。髪をアップし、彼女も1950~60年代のハリウッド・グラマーを表現している。

エマ・ストーン Photo by Scott KirklandDisney via Getty Images

エマ・ストーンは、「ルイ・ヴイトン(Louis Vuitton)」のシャンパンカラーのプランジネックのシークインドレス。ピクシーカットの前髪にウェーブを付けたスタイルも古き良きハリウッド風だ。

ラフィー・キャシディ Photo by Mike CoppolaGetty Images

『ブルータリスト』のラフィー・キャシディは、「ロエベ(Loewe)」のワンショルダー。右肩の立体的なボウが印象的。同作に出演のステイシー・マーティンは、ブラックレースに立体的なデザインの「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のカスタムドレス。

スカーレット・ヨハンソン Photo by Mike CoppolaGetty Images

いまやサステイナブルを意識した装いはハリウッドでは常識となり、ハイブランドの最新コレクションよりもアーカイブから探す場合もある。スカーレット・ヨハンソンは、故ティエリー・ミュグレー(Thierry Mugler)の1999年秋冬コレクションのドレスをチョイスした。

マイリー・サイラス Photo by Mike CoppolaGetty Images

ブラックドレスも根強い人気で、マイリー・サイラスは、「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」のホルターネックの黒のドレス。

リリー・ローズ・デップ Photo by Savion WashingtonGetty Images

リリー・ローズ・デップはもちろん、アンバサダーを務める「シャネル(CHANEL)」で、黒のシースルーのチュールドレス。

フェルナンダ・トレス Photo by Monica SchipperGetty Images

「シャネル(CHANEL)」の黒は、主演女優賞のフェルナンダ・トレス(『アイム・スティル・ヒア』)も着用した。

今年は男性の装いも例年以上に華やかだった。

エイドリアン・ブロディ Photo by Savion WashingtonGetty Images

特に印象的なのはブローチ。『ブルータリスト』で2度目の主演男優賞に輝いたエイドリアン・ブロディは、端正なタキシードに羽根をモチーフにした大きなブローチでアクセントを付けた。

キーラン・カルキン Photo by Mike CoppolaGetty Images

やはり初ノミネーションで初受賞となった助演男優賞のキーラン・カルキン(『リアル・ペイン~心の旅~』)はミッドナイトブルーのジャケットに黒のシャツとタイを合わせた。

伝統的なブラックタイ、ブラックタキシードにこだわらず、色で冒険するスタイルも目立った。

ティモシー・シャラメ Photo by Monica SchipperGetty Images

主演男優賞の史上最年少受賞が惜しくも叶わなかったティモシー・シャラメ(『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』)は「ジバンシィ(Givenchy)」のライトイエローのスーツ。シャツも同色で、レッドカーペットで一際目を引いた。

コールマン・ドミンゴ Photo by Lexie MorelandWWD via Getty Images

主演男優賞候補のコールマン・ドミンゴ(『シンシン/SING SING』)は、鮮やかな赤のジャケットに同色のサッシュベルト、黒のフレアパンツ。一部が黒の襟に「ブシュロン(Boucheron)」のヴィンテージのゴールドのブローチを付けた。

ジェレミー・ストロング Photo by Chelsea GuglielminoFilmMagic

助演男優賞候補のジェレミー・ストロング(『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』)は、ライトブラウン、アンドリュー・ガーフィールドは「グッチ(Gucci)」のブラウンスーツ。同色のシルクシャツにネクタイは付けなかった。

ジェフ・ゴールドブラム Photo by JC OliveraWWD via Getty Images

ジェフ・ゴールドブラムは、「プラダ(Prada)」の白いディナージャケットに黒のパンツ、プリント柄のシャツに紫のボウ、花のブローチで遊び心を見せた。

セバスチャン・スタン Photo by Frazer HarrisonWireImage

もちろん正統派のタキシードも健在。主演男優賞候補のセバスチャン・スタン(『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』)は「プラダ(Prada)」の黒のタキシードにオフホワイトのシャツを合わせた。

ジョー・アルウィン Photo by Mike CoppolaGetty Images

プレゼンターのジョー・アルウィンのタキシードも「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」のオーソドックスなデザインだが、胸に「ブルガリ(Bulgari)」のフローラル・モチーフのブローチでアクセントを加えた。

最多5部門受賞の『ANORA アノーラ』、『ブルータリスト』が3部門受賞で続き、インディペンデント作品が強さを見せた第97回アカデミー賞は、レッドカーペットのスタイルも1人1人の個性で強く彩られた。

Photo by Arturo Holmes/WireImage
Allen J. Schaben / Los Angeles Times via Getty Images
Photo by JC Olivera/WWD via Getty Images
Photo by Kevin Mazur/Kevin Mazur/Getty Images
Photo by Lexie Moreland/WWD via Getty Images

《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

+ 続きを読む

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top