フォーカス・フィーチャーズが、クロエ・ジャオ監督作の『Hamnet（原題）』の公開日を発表した。アメリカの一部劇場でサンクスギビングデーの11月27日、全米でクリスマスシーズンの12月19日に公開予定だという。
『Hamnet』の原作は小説家マギー・オファーレルが2020年に発表した同名小説で、ウィリアム・シェークスピアの妻アグネスに焦点を当てた作品。11歳で亡くなった息子ハムネットの死を嘆き苦しむアグネスや、シェイクスピアがどのように悲しみを乗り越え、「ハムレット」を生み出したかが描かれている。
2020年に女性小説賞を受賞し、2023年にはロイヤル・シェイクスピア・カンパニーによって舞台化された。「Deadline」によると、アメリカとイギリスで200万部を売り上げ、40か国語に翻訳されているという。
今作の脚本は、クロエ・ジャオとマギー・オファーレルが共同執筆した。製作陣にはサム・メンデスやスティーヴン・スピルバーグが名を連ねている。
キャストは、アグネス・シェークスピアをジェシー・バックリー（『MEN 同じ顔の男たち』）、ウィリアム・シェークスピアをポール・メスカル（『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』）が演じる。ほかにエミリー・ワトソン、ジョー・アルウィンらが出演する。
