横浜流星が主演する「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。その26話が7月6日放送。米の価格が高騰する展開に「令和のお話だっけ?」といった声が上がる一方、歌麿の“想い”とセリフには「気持ち思うと辛い」「歌麿には幸せになってほしい」などの投稿もSNSにあふれている。
本作は江戸時代、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いた“江戸のメディア王”蔦屋重三郎=蔦重の波乱万丈な生涯を描く2025年の大河ドラマ。

出演するのは念願かなって日本橋に進出を果たした蔦重役の横浜のほか、蔦重と“商いのための夫婦”となったていに橋本愛。幼いころ蔦重に救われ、一度は離別するも再会した唐丸=喜多川歌麿に染谷将太。両親に捨てられた幼い蔦重の“育ての親”駿河屋市右衛門に高橋克実。蔦重の義理の母で駿河屋の妻・ふじに飯島直子。
田沼意知に身請けしてもらおうとする花魁・誰袖に福原遥。商業重視の政策を行う田沼意次に渡辺謙。蝦夷地開発のために動く意次の嫡男・田沼意知に宮沢氷魚。松前家の江戸家老・松前廣年にひょうろく。松前家第八代当主で廣年の兄・松前道廣にえなりかずき。徳川御三家の紀州藩第九代藩主・徳川治貞に高橋英樹といった顔ぶれが出演。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
今回の26話では浅間山噴火によって浅間山の天明の大飢饉が発生、米の値が前の年の倍につりあがることに。奉公人を抱える蔦重が安く米を入手しようと仲介業者と交渉すると“一昨年の米”なら安く提供できると言われ、さらに米の出し渋りが価格高騰を招いている状況を知る。一方、米価を下げる施策のヒントを求め蔦重のもとを訪れた意知は、蔦重が語った地本問屋業界の話から、米の株仲間を廃止し誰もが米を売れるようにしたらどうかと治貞に提案。治貞もまた幕府が蓄えている米の放出に言及する…。
この展開にSNSには「あれ?べらぼうって令和のお話だっけ?」「今週のべらぼうの米の話、今とリンクしまくってる…」「べらぼう、あまりにもタイムリー。古古米に備蓄米放出」などといった声が殺到。

一方、蔦重の妻になったていに歌麿は嫉妬しているような表情を見せる。そんななかていが家を出ていってしまう。以前ていが出家を考えていると話したことを覚えていた蔦重はていの後を追う。「江戸一の利き者の妻は私では務まらぬと存じます。私は石頭のつまらぬ女です」と言って、歌麿のように才能があるわけでなく、人気作家や絵師、狂歌師から意知まで集まる蔦屋の女将は吉原一の花魁をはれるような、華やかな人間がふさわしいと話すていに、蔦重は自分と同じ考えで、同じ辛さを味わってきた人と出会ったと返答。ていとなら「この先、山があって谷があっても、一緒に歩いてくれるんじゃないか。いや、一緒に歩きたい」と、自らの想いを伝える。そして2人は晴れて“本当の夫婦”となるのだが、そんな蔦重に歌麿は「生まれ変わるなら女がいい」と口にする…。

歌麿が蔦重に抱いていた想いにも「歌麿の気持ち思うと辛いぜ…」「蔦重に救われたけど、歌麿が欲しいものは今生ではきっと手に入らない……」「女に生まれ変わって好きな人といっしょになれたらいいね。歌麿には幸せになってほしい」といった声がSNS上にあふれている。

【第27話あらすじ】
蔦重は意知が誰袖を身請けする話がなくなると聞く。一方、道廣は治済(生田斗真)に蝦夷地の上知の中止を進言する…。
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。
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