ブレンダン・フレイザー主演、日本人監督HIKARIが手がけた映画『レンタル・ファミリー』から、ティーザー予告が解禁。オール日本ロケを敢行、新宿・渋谷から天草・島原まで日本ならではの風景に溶け込むブレンダン・フレイザーらの姿を映した映像が到着した。
『ザ・ホエール』で、世界中から絶賛されアカデミー賞主演男優賞に輝き、俳優としてキャリアの頂点に立ったブレンダン・フレイザー。
その後の初の出演作品として選んだ本作では、なんと東京で暮らす落ちぶれた俳優・フィリップという役どころに挑戦。かつて、歯磨き粉のCMで一世を風靡し一躍人気者となるも、世間からはすっかり忘れ去られつつあるアメリカ人中年男性だ。
俳優としての仕事を細々と続けながら、東京で暮らす内にすっかり街に馴染み、狭い電車の座席に大きな体を滑り込ませ、暗いマンションの1室で一人晩酌をする。そんな日々を送り続けていたフィリップは、ある日、ひょんなことから“レンタル・ファミリー”会社を経営する多田から仕事を依頼される。

レンタル・ファミリーとは、報酬を得て、その人にとって大切な「家族」のような役割を“演じる”仕事。人の人生に深く関わるこの仕事に最初は困惑し、戸惑いを見せていたフィリップだったが、彼らと関わる中で、フィリップ自身にも少しずつ、心にある変化が訪れていくのだが…。

この度解禁されたティーザー予告では、ブレンダン・フレイザー演じるフィリップが東京の街を背景に、“レンタル・ファミリー”を通して出会う人々と交流していく姿が描かれている。
レンタル・ファミリー会社で働く俳優の一人としてフィリップを雇う多田を平岳大、フィリップよりも先にレンタル・ファミリー会社の俳優として働いていた愛子を山本真理が演じる。

そして、柄本明演じる老優・喜久雄、さらにフィリップと父娘になる、美亜役の新鋭シャノン・ゴーマンなど、個性的なキャラクターたちの姿も解禁された。
日本の名優たちとブレンダン・フレイザーの共演が、どのようなコラボレーションを生み出しているのか、本編への期待も高まる映像。さらに、彼らの姿を捉えた新たな場面写真も到着している。

新宿・渋谷に天草・島原も オール日本ロケで撮影を敢行
今回解禁された映像では、全て日本で行われたという撮影ロケ地も随所に映し出されている。ネオンが光り輝く新宿の街並みや、上空から捉えた渋谷のスクランブル交差点、小田急線、JR沿線といった「東京」の生活感溢れる町並み。
天草や島原の美しい風景、さらには日本独特の結婚式、葬儀といったセレモニーから、チームラボ、神楽坂の化け猫フェスティバルといった日本の祝祭感溢れるシーンも登場している。

本作の撮影を手掛けたのは『さくらん』『るろうに剣心』シリーズや、数多くのハリウッド作品も手がける石坂拓郎。プロダクションデザインは、13本の北野武監督作品を支えた日本が誇る名匠・磯田典宏と「TOKYO VICE」の高山雅子。
前作『37セカンズ』にも参加の衣装の望月恵、ヘアメイクの百瀬広美が今回も重要な役割を担い、音楽はアイスランドのロックバンド「シガー・ロス」のヨンシーと、アレックス・サマーズがコンビで初の映画サントラを担当するなど、HIKARI監督の元に多彩な才能が集結した。
撮影は2024年の3月~5月にかけて、約2か月に渡って日本各地で行われており、撮影期間中はブレンダン・フレイザーもずっと日本に滞在していたそう。

9月には第50回トロント国際映画祭でのワールドプレミアも控えており、世界初お披露目でどんな反響が響き渡るのか、日に日に注目が集まっている。
『レンタル・ファミリー』は2026年、日本公開。

