短編オムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season8』の2週間限定劇場上映が決定した。
2020年より始動した、伊藤主税・阿部進之介・山田孝之らがプロデュースする、多彩なクリエイターによる短編映画製作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」。
岡山県が舞台のSeason8は、松田美由紀が監督・脚本を務め、主演に原田美枝子を迎え、パチンコ屋を舞台に文子（原田美枝子）と土井（佐藤緋美）の邂逅と交流を描く『カラノウツワ』。MEGUMIがプロデューサーとして参加し、主演に濱尾ノリタカ、共演にNANAMI KEYESを迎えた『The Breath of the Blue Whale』（佐渡恵理監督）。
公募作品として、北米の映画や日本のMV、CMなど、各国の様々なコミュニティとコラボレーションを行う安藤春が監督を務める『CUT！』。TVCM、webムービーなどを中心に活動する節田朋一郎監督の『愛骨』。フリーのディレクター・廣田耕平監督の『ラの＃に恋をして』。
阿部と山田がカンヌに渡り、交流を通じて選定した、女性の歌が禁じられている湖畔の村で、都会への移住を夢見る青年が歌手オーディションに挑戦する『ALI』（アドナン・アル・ラジーブ監督）の6作品。
今回、各メインカットで構成された本ビジュアルも完成。上品な雰囲気の文子（原田美枝子）が虚ろな表情でパチンコ台と向き合うカット、シン（濱尾ノリタカ）とマリ（NANAMI KEYES）がどこか気まずそうに横に並ぶ姿などが使用されている。
なお、『カラノウツワ』『The Breath of the Blue Whale』の2作品は、岡山フィルムプロジェクトとして、「映画で、ひらく。」をテーマに掲げ、映画を通じた岡山県の地域活性化と次世代クリエイターの育成を目指した取り組みの一環として製作した。
またテーマソングには、「水曜日のカンパネラ」の「桃太郎」が選ばれた。
公開に先立ち、「岡山フィルムプロジェクト上映祭」で先行上映も決定。本作の完成披露上映を中心に、多彩なプログラムを展開予定だ。
コメント
濱尾ノリタカ
渋川海岸でのとあるシーン終わりに、
偶然打ち上げられた花火を凄く特別に感じました。
僕も、シンも、この作品も、
そういった偶然や特別を、大切にしているのだと思います。
岡山の力を存分に纏った、肌で感じることができる作品です。
NANAMI KEYES
佐渡監督の柔らかさが、言葉を超えて感覚に響いてきました。有隣荘の緊張感はお見合いシーンに重なり、岡山の地を感じながら、感情を表に出さないマリの心に思いを寄せる事が出来たと思います。皆様に世界観を感じて頂けたら嬉しいです。
『ALI』の選定について 山田孝之
カンヌ映画祭に出展されるクオリティーの高い作品を見ることにより、日本人のクリエイターに刺激を受けてもらう事、そして考えをシンプルにしてもらう事が目的でMLFに組み込むことを考えました。今後も世界の映画を見つけてくるので皆さんも楽しみに待っていてください。
『ALI』の選定について 阿部進之介
『ALI』は大胆かつ端的なメタファーを用いて、抑圧された人々の哀しみを、静かに水面に浮き上がらせます。そして、それを歌という誰にも侵すことのできない純粋さに昇華し、この世界に響き渡らせるのです。日本でもこの歌声を聴いていただける事がとても嬉しいです。
【岡山先行上映スケジュール】
・10月26日（日） 倉敷芸術科学大学 学園祭「芸科祭」
特別上映『MIRRORLIAR FILMS Season7』（入場無料）
・11月8日（土） シネマ・クレール丸の内
松田美由紀監督『カラノウツワ』先行上映予定
・11月15日（土） イオンシネマ岡山
『MIRRORLIAR FILMS Season8』完成披露上映予定 ＋「岡山フィルムプロジェクトセレモニー」（活動報告・地域特別制作作品『喜八』上映 ほか）
『MIRRORLIAR FILMS Season8』は2026年1月16日（金）より2週間限定公開。
