今週公開を迎える北川景子主演映画『ナイトフラワー』。この度、北川をはじめ、本作のメインキャストが集結したスペシャルトーク映像が公開された。
本作は、借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、子どもたちの夢を叶えるために、ドラッグの売人になることを決意、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマン・サスペンス。
今回公開された映像は、強くたくましい母・永島夏希役の北川、夏希のボディーガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵役の森田望智、多摩恵の幼なじみ・池田海役の佐久間大介（Snow Man）、麻薬密売の元締め・サトウ役の渋谷龍太（SUPER BEAVER）、そして内田英治監督が揃い、本編やメイキング映像を交えながら、作品にかけた思いや撮影エピソードを語っている。
魅力的なキャラクターについて森田は、多摩恵が所属するジムの会長・多田（光石研）を挙げ、本編ではカットになったが、撮影現場では爆笑をさらった、とあるシーンでのエピソードを披露。
一方で佐久間は、本作で俳優デビューを果たした渋谷の演技が「すごかった」というが、渋谷は「緊張しすぎて記憶がない」と語るも、満場一致で「素晴らしかった」と絶賛。
そんな中、北川が試写会で思わず泣いてしまったという、物語終盤の多摩恵の試合シーンが話題に。「（森田が）現場で泣けるかなって仰っていたけれど、たくさん涙が出ていて、私はその涙を見ていたから、その時の情景を思い出して…」と撮影をふり返って感情移入してしまったそう。さらに、夏希の娘・小春役の渡瀬結美は、バイオリンのジュニアコンクールで入賞するほどで、そんな小春のバイオリンのシーンは「涙無しでは見られない！」と一同が声を揃える。
また内田監督は、生活に困窮した夏希が、子どもたちに餃子を食べさせる場面を挙げ、北川の切ない演技にスタッフも涙したことを明かしている。
ラストでは、映画を観る人たちに届けたい希望について、それぞれがコメント。北川は「それぞれの“愛”がテーマになっている作品。人が人を愛したり、愛されたりすると今までできなかったこともできるようになって、人間が愛に突き動かされる様が詰まっている。身近な人を愛したくなったり、大切にしたくなると思います」と述べている。
『ナイトフラワー』は11月28日（金）より全国にて公開。
