ドラマ『花が咲けば、月を想い』で王世子イ・ピョを演じたビョン・ウソク。
【写真】俳優ビョン・ウソク、“アイドル顔負け”のビジュに目が釘付け
最終回では、外叔父イ・シフム(チェ・ウォニョン)の影から抜け出し、誤ったすべての出来事を正そうとするイ・ピョ(ビョン・ウソク)の姿が描かれることになる。これまでイ・シフムの警告に縛られ、友を守るために誤った選択をしてきたイ・ピョが、ついに彼の支配から脱し、正しい道へと歩み出す姿は、大きな感動を呼ぶことだろう。
とりわけ印象的だったのは、自分がいなければ何者でもない存在であることを知っているからこそ、イ・ピョがイ・シフムを止めるために“友”であるカン・ロソ(イ・ヘリ)やナミョン(ユ・スンホ)と志を同じくし、王世子の座を捨ててハン・エジン(カン・ミナ)とともに旅立つ決断を下した場面だ。
命の危険にさらされる緊迫した状況でありながら、イ・ピョの表情はこれまでになく晴れやかで幸福に満ちていた。すべてを手放し、自らの幸せを求めて歩き出すイ・ピョの後味の良いエンディングは、視聴者の心を温かく包み込み、完璧なフィナーレを飾った。
王世子イ・ピョとして刻んだ存在感
劇中でビョン・ウソクは、長身で端正な容姿、華麗な武芸の腕を持ちながらも学問には疎く酒を好む王世子イ・ピョを演じた。序盤では望まぬ地位に戸惑い彷徨う姿を見せたが、物語が進むにつれ、彼を取り巻く事情の内実や、世子にならざるを得なかった真実が明らかになり、視聴者に喜怒哀楽を届けた。

初めて“友”と認めたロソやナミョン、そしてハン・エジンとの関係性を通じ、人物ごとに異なるケミストリーを放ち、甘いロマンスから緊迫した対立まで描き切った点も見どころであった。
深みを増した感情表現でキャラクターに命を吹き込み、ロマンティックコメディにおける存在感を一気に開花させたビョン・ウソクは、“ロコ・プリンス”としての地位を確立したと言える。高いシンクロ率と安定した演技力で輝いたイ・ピョ役は、彼のキャリアにおける重要な転機となった。


