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あなたはどのイケメンの涙に泣く? ヤン・セジョンら韓ドラ俳優の“男泣き”をタイプ別に比較【コラム】

韓ドラで、イケメンが泣く――それだけで、なぜ私たちはこんなにも心を持っていかれるのか。

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韓ドラで、イケメンが泣く――それだけで、なぜ私たちはこんなにも心を持っていかれるのか。

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涙をこらえる。ひと筋の涙を流す。雨に濡れた子犬のように泣く。感情をむき出しにして泣く。

泣き方は違っても、なぜか私たちの涙腺を刺激してくる。韓ドラの「男泣き」といえば、忘れられないのが『天国の階段』のクォン・サンウだ。瀕死のチョンソ(演者チェ・ジウ)を浜辺で抱きしめ、「一緒に行ってやれなくてごめん」と泣きながら謝るソンジュ。顔を歪め、声を震わせ、涙を流し続ける姿に、多くの視聴者の涙を誘った。あの頃の韓ドラでは、男も感情をむき出しにして泣いていた。今は、涙をこらえ、目を赤くし、最後に一筋だけ流す「繊細な男泣き」も増えている。

そんな「男泣き」の破壊力を改めて感じたのが、『恋は命がけ』(Netflixで日本配信中)で、熱血漢のエリート検事マ・ガンウクを演じるヤン・セジョンだ。仕事では正義を貫き、地位や権力にも屈しない。一方、愛するチョン・ヨリ(演者パク・ウンビン)が抱える孤独や恐怖には誠実に向き合い、そっと寄り添う。正直、筆者は最初、本作にそれほど期待していなかった。ところが、見始めるとテンポがよく、気づけば楽しく引き込まれていた。何より、ヤン・セジョンの良さを改めて感じた。

韓国ドラマでは昔から、男性がよく泣いている印象がある。普段は感情を抑えている男が涙を見せたとき、その破壊力は大きい。筆者自身は、現実の男性が泣く姿をほとんど見たことがない。だからこそ、韓ドラで描かれる「男泣き」が妙に気になった。そこで今回は、イケメン俳優たちの「男泣き」をタイプ別に比べてみたい。

こらえて最後に決壊する涙(ヤン・セジョン)

(写真提供=OSEN、tvN)

こらえる時間が長いほど胸に刺さる。『恋は命がけ』で印象的なのが11話。ヨリから突然、別れを告げられたガンウクは、ショックをぶつけるのではなく、彼女の気持ちを理解しようとする。目のふちが次第に赤くなり、目の下に涙がたまっていく。それでも感情を抑え、最後にこらえきれなくなった瞬間、涙がこぼれる。

見ているこちらまで泣かせる「もらい泣き型」(キム・スヒョン)

(写真提供=OSEN、tvN)

目に涙をためて静かに泣くこともあれば、声を上げ、顔をくしゃくしゃにして泣き崩れることもある。その振れ幅が魅力だ。『涙の女王』では、キム・スヒョン演じるヒョヌが劇中で40回も涙を流したという。Netflix Koreaがその回数を数えて紹介したほどだ。しかも担当者は「数えているうちに自分まで号泣」「ヒョヌより自分のほうがもっと泣いた」とユニークなコメントを残している。キム・スヒョンの涙には、そんな「感情を伝染させる力」がある。

目の赤みにまで感情が宿る涙(キム・ソンホ)

(写真提供=OSEN、tvN)

ただ静かに一筋流すだけではない。目の周りがみるみる赤くなり、感情をこらえるほど表情が崩れていく。その「泣くまでの過程」が、とにかくうまい。『海街チャチャチャ』では、キム・ソンホ演じるホン班長が抱えてきた罪悪感や喪失感が次々と明らかになる。15話では過去の重荷に押しつぶされるように感情を崩し、16話では村の長老からの手紙を読んで、こらえていた感情があふれ出す。しかも、同じ涙でも泣き方が全部違う。声を殺してこらえる涙、感情が崩れていく涙、堰を切ったように流れる涙――視聴者からも、「涙の演技が全部違う」「泣く度に一緒に泣いた」と絶賛された。

強い男からこぼれる涙(ヒョンビン)

(写真提供=OSEN、tvN)

ヒョンビンが『愛の不時着』で見せる涙が刺さるのは、演じたリ・ジョンヒョクが普段、感情を表に出さない男だからだ。冷静沈着な軍人が、愛する人を前に涙をこらえる。その落差に、思わず胸をつかまれる。「強い男が泣く」、そのギャップに弱い人は多いはずだ。

泣いた瞬間、少年になる(パク・ボゴム)

(写真提供=OSEN、Netflix )

一粒の涙から、子どものようにワンワン泣く姿まで、泣き方の振れ幅が大きい。『ボーイフレンド』では、捨てられた子犬のようにポロポロ泣く姿が印象的だ。普段の爽やかさとの落差で、泣いた瞬間に「守ってあげたい」が発動する。「男泣き」というより、「子犬泣き」。『おつかれさま』では、さらに強烈な泣きの演技を見せる。6話で、息子を突然失う。家族を守るため、どんなときも踏ん張ってきた男が、息子の死を前に座り込み、声にならない嗚咽を漏らしながら崩れていく。顔だけでなく、呼吸や身体まで崩して泣く。その姿があまりにも痛々しく、こちらまで息苦しくなる。

感情が爆発すると、少年に戻る(ナム・ジュヒョク)

(写真提供=OSEN、tvN)

『二十五、二十一』で見せた苦悩の涙は強烈だ。ナム・ジュヒョク自身もどこか悲しげな雰囲気をまとっているだけに、感情を抑えきれなくなると、普段の大人っぽさが消え、一気に少年の顔になる。パク・ボゴムが「守ってあげたい涙」なら、ナム・ジュヒョクは「胸を締めつける涙」。同じ少年に戻るタイプでも、刺さり方がまったく違う。

同じ「泣く」という演技でも、俳優や役柄によって、その表現はさまざまだ。さて、あなたの“涙腺クラッシャー”は誰ですか?

(文=田名部 知子/Xで気ままなソウルの日常を発信中:@t7joshi)

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