「歳月を感じる」「急に老けた」「年齢が顔に出ている」――。最近、40~50代の女性俳優に対して、こうした反応が頻繁に見られるようになった。手元から顔まで、年齢を重ねることで自然に現れるシワさえも、評価の対象になっているのだ。
【写真】「シワさえ優雅」59歳女優キム・ヒエ、無補正の近接映像で見せた“歳月の痕跡”に賛辞の嵐
美容整形をすれば「不自然」と言われ、自然な変化には「老けた」と言われる。太れば「太った」、痩せれば「痩せすぎ」と指摘され、どんな姿でいても外見について何かしらの評価を受けてしまう。
最近では、こうした中高年の女性俳優に向けられる過剰な「容姿評価」が問題視されている。ファッションイベントや公式スケジュールに登場した時はもちろん、日常の姿をSNSで公開した際にも、作品や活動そのものより外見の変化にばかり注目が集まるケースが少なくない。行き過ぎた容姿への言及を控えるべきだという声が上がる一方で、今日もまた、さまざまなスターが外見だけを切り取られ、評価の対象となっている。
最近では、ペ・ドゥナ、チョン・ジヒョン、キム・ヒエらが、本人の意図とは関係なく外見をめぐって話題になった。作品や演技ではなく、年齢による自然な変化や容姿そのものが注目を集めたのだ。さらにSNSやオンラインコミュニティにイベントの写真や映像が拡散されることで、こうした反応が一気に広がるケースも増えている。
ライブ配信で「急激に老けた」と指摘されたペ・ドゥナ

ペ・ドゥナは先月、所属事務所の公式SNSを通じてファンとのライブ配信を行った。久しぶりにファンの前に姿を見せたペ・ドゥナは、トレードマークのボブヘアに個性的な衣装を合わせ、飾らない笑顔を見せていた。
ところが、ファンとの交流を目的としたライブ配信が、思わぬ形で注目を集めることになった。配信のキャプチャーなどがオンラインコミュニティに投稿され、「ペ・ドゥナの外見が変わった」といった内容の書き込みが相次いだのだ。顔がややむくんで見えることやシワが目立つことなどを理由に、「急激に老けた」といった反応まで寄せられた。
一方で、そうした声に対しては、「年齢を重ねた自然な姿のほうが魅力的」「飾らない姿がかえって美しい」とペ・ドゥナを支持する声も少なくなかった。
手の甲のシワまで評価されたチョン・ジヒョン

チョン・ジヒョンもまた、手の甲にできたシワまで注目を集めた。彼女は今年7月、デジタルマガジンを通じて公開されたイベント出席時の映像で話題となった。当時、チョン・ジヒョンは白いチューブトップドレスを着こなし、変わらぬ美貌を見せていた。
しかし、ジュエリーを見せるために手を映した場面で、一部のネットユーザーが手の甲に見えるシワに注目。「年齢は隠せない」といった反応が寄せられた。
その後、香港で行われたイベントの写真が公開された際には、ネイビーのチューブトップドレスから見える日焼け跡についても指摘が相次いだ。さらに最近では、オンラインコミュニティに高級ブランドのショーに出席したチョン・ジヒョンの写真とともに、「リフトアップ施術を受けるよりはマシだけど…チョン・ジヒョンの急激な老化」といったタイトルの投稿まで登場した。
投稿に添えられた写真では、少し痩せたようにも見え、頬骨が目立っているように感じられるチョン・ジヒョンの姿が写っていた。もちろん、写真は撮影する角度や照明によって印象が変わるものだ。それにもかかわらず、ここでも「老化」という言葉を使って、彼女の外見を評価する声が相次いだ。
キム・ヒエのシワ、チャン・ドンゴンには「施術疑惑」

「優雅さの代名詞」とも称されるキム・ヒエも最近、加工されていない映像をきっかけに外見が注目された。キム・ヒエはファッションマガジン『eyesmag』などの公式SNSで公開されたパリ・ファッションウィークの映像に登場。すっきりとしたブラックの衣装にボブヘアを合わせ、知的で洗練された雰囲気を見せた。年齢を重ねても変わらない、彼女ならではの魅力が際立つ姿だった。
ところが、今回も大きな話題となったのは、キム・ヒエの自然なシワだった。近距離で撮影された映像では、明るく笑いながらインタビューに答える姿が映し出され、目元や額に刻まれたシワもそのまま捉えられていた。今年59歳のキム・ヒエにとって、ごく自然な年齢の重ね方ともいえる姿だ。
多くの人が、加工や過度な施術に頼らず自然な変化を見せるキム・ヒエを支持した一方で、一部では「老けた」と外見を評価する反応も見られた。そんな声を意に介する様子もなく、キム・ヒエはその後も自身のすっぴん写真を堂々と公開。自然体の姿に、むしろ称賛の声が寄せられている。

一方、男性俳優にも似たような現象が起きている。チャン・ドンゴンは以前、妻のコ・ソヨンとイベントに出席し、久しぶりに近況を伝えた際、シワのない張りのある顔が注目され、「施術を受けたのでは」という疑惑が浮上した。実際には補正機能のあるアプリで撮影されたことで普段とは違った印象に見えたものの、「不自然だ」「過度な施術を受けたように見える」といった指摘が寄せられた。
結局のところ、ありのままの姿でカメラの前に立っても、外見を維持するために努力して「若々しい」と評価されても、過剰な容姿評価から逃れることは難しい。年齢を重ねることさえも、まるで本人の落ち度であるかのように評価されてしまう今の風潮には、考えさせられるものがある。
年齢を重ねることは、誰にとっても避けられない自然な変化だ。それにもかかわらず、「老けた」「若返った」「太った」「痩せた」といった言葉で、その変化まで逐一評価されなければならないのだろうか。スターである前に一人の人間として年齢を重ねていく姿を、ありのままに受け止める視線が、今こそ求められている。
(記事提供=OSEN)
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