市原隼人×谷村美月×三池崇史による“誰も観たことない映画”『神様のパズル』。落ちこぼれロッカーと天才少女が、「人類の手で宇宙は作れるのか?」という究極の謎に挑む青春映画が6月7日(土)に公開された。主演の市原さん、谷村さん、そして三池監督のほか、出演の松本莉緒、田中孝太朗、黄川田将也、石田ゆり子、同名の主題歌を担当したASUKA、原作の機本伸司、そしてエグゼクティブ・プロデューサーの角川春樹が舞台挨拶を行った。
ジャック・ブラック、パンダに負けじとハッスル! カンヌ国際映画祭でも話題を集めた、ドリームワークスによる最新CGアニメーション『カンフー・パンダ』。全米での公開を直前に控え、現地時間の6月1日(日)にロサンゼルスのグローマンズ・チャイニーズ・シアターでプレミアイベントが開催され、ジャック・ブラックにルーシー・リュー、ダスティン・ホフマンら声優陣がレッドカーペットに姿を見せた。当日のジャックらのコメントがシネマカフェに到着!
闘茶——それは中国四千年の歴史から生まれた、お茶の抽出法、風味、さらに様式美や精神性を競い合うもの。前代未聞のこの伝説的な競技を題材に、日本・台湾・香港の豪華キャストとスタッフが総結集した『闘茶 〜tea fight〜』が遂に完成! 6月5日(木)、本作の完成披露試写会が行われ、主役の親子を演じた香川照之と戸田恵梨香を始め、細田よしひこ、そして台湾よりワン・イエミン監督とヴィック・チョウが上映前の舞台挨拶に登壇した。
スペインで150万人を動員し、ハリウッドでのリメイクも決定した、リアルパニック・ムービー『REC/レック』。6月4日(水)、女子高生を招待して、都内の廃屋を会場に本作の試写会が開催され、スペシャルゲストとしてタレントの木下優樹菜が来場した。
叶姉妹の生き方は正反対? ミクロの世界に点在する“お城”蟻塚を、命を賭けて守り抜くアリたちの姿を描いた、ネイチャー・ドキュメンタリー・ドラマ『バグズ・ワールド』。“虫”にスポットを当てた本作の公開に先立ち、6月4日(水)の虫(ムシ)の日に、『バグズ・ワールド』特別試写会が開催され、叶美香、恭子の姉妹がスペシャルゲストとして登場した。
インディとルーカスが舞台上でコント? いよいよ公開まで2週間あまりとなった『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』。ハリソン・フォードら来日メンバーによる前日の記者会見に続き、6月5日(木)に本作のジャパンプレミアが開催された。ハリソンを始めカレン・アレン、ジョージ・ルーカスにプロデューサーのフランク・マーシャルとキャスリーン・ケネディが出席し、会場は熱気に包まれた。
環境の急激な変化によってもたらされた地球温暖化の対策として、2005年より環境省の「チーム・マイナス6%」を中心に推進されてきた「クールビズ」。いよいよやってくる今年の夏は、クールビズがさらに前進して、自分ならではの温暖化防止アクションを一つプラスする「COOL BIZ+(クールビズ プラス)」が掲げられている。6月4日(水)、このキックオフイベントが東京ミッドタウンにて大々的に開催され、同プロジェクトに賛同するこの夏の映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』から、主演のウエンツ瑛士と本木克英監督が登場した。
学校へ行けなくなった少女・まいと“西の魔女”と呼ばれるイギリス人の祖母の心の交流を描いた感動作『西の魔女が死んだ』が6月21日(土)より公開される。6月4日(水)、映画に因んで“おばあちゃん、大好き”試写会と題した本作の試写会が行われた。上映前の舞台挨拶に主演のサチ・パーカー、そして人気急上昇中の演歌歌手・ジェロが“一日孫”として来場。思わぬおばあちゃんと孫の組み合わせに会場は大きな盛り上がりを見せた。
これまで人間の闇の部分を題材にしたホラー作品を数多く手がけ、海外でも絶大なる評価を受けてきた黒沢清が、初めて“家族”の物語に挑んだ『トウキョウソナタ』。先日閉幕したカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で、グランプリに次ぐ審査員賞受賞という快挙を成した本作が、凱旋帰国した。6月4日(水)、映画の舞台であるトウキョウで行われた完成披露試写会の席で、監督ならびに、香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海ら佐々木一家の面々が再集結し、大勢のマスコミ陣が見守る中、カンヌで参加できなかった授賞式に代わり、壇上で授与式が行われた。
シリーズ第5作でインディがいよいよ日本上陸? 世界63か国でナンバーワンを獲得し、4億8千万ドル(6月3日現在)を超える興行収入を記録している『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』が、いよいよ6月21日(土)より日本でも公開を迎える。これに先駆け、ハリソン・フォードを始め、カレン・アレンに製作総指揮のジョージ・ルーカス、プロデューサーのフランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディが来日し、6月4日(水)に記者会見が行われた。
カンヌこぼれ話もそろそろ終わり。
ニコラス・ケイジ主演の人気アドベンチャーシリーズ『ナショナル・トレジャー』。待望の第2弾『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』が早くもDVD&ブルーレイディスクで発売される。これを記念し、4月1日(火)〜5月15日(木)までの期間に実施されていた“黄金のミッキーマウス像を手に入れろ!”キャンペーンの、当選発表セレモニー&授与式が、6月3日(火)、アメリカンクラブ(東京・高輪)にて行われ、ゴージャスなゴールドのドレスに身を包んだ女優の黒谷友香が出席した。
香港映画史の記録を塗り替えた大ヒット作『カンフーハッスル』から4年。次はSFに挑んだチャウ・シンチー監督・主演作『ミラクル7号』が間もなく公開される。これを記念して、現在、日本科学未来館(東京・お台場)で開催中の「エイリアン展—モシモシ、応答ネガイマス。」では、本作のタイトルロールにもなっている謎の地球外生命体“ミラクル7号”ことナナちゃんが展示されている。この報せを聞きつけ、チャウ・シンチーと、新星シュー・チャオ親子がナナちゃんに会いに来日! 6月3日(火)、同館にて来日記者会見が行われ、あの星のお姫様もゲストとして登場した。
『イノセンス』や『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を始めとする革新的なアニメーションの数々で、日本はおろか世界中の熱狂と賞賛を集め、クリエイターたちに多大な影響を与えてきた押井守。彼が、若者たちへのメッセージを込めてこのたび送り出すのが、思春期の姿のまま年をとることのない永遠の子供たち“キルドレ”の物語『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』。8月2日(土)に公開を迎える本作が、NECとのコラボレーションによって新たなプロモーションを展開することになった。6月2日(月)、NEC宣伝部と押井監督が出席しての企画発表記者会見が行われた。
今年のカンヌこぼれ話、その3。
試写室の観覧席に姿を現したのは仮面ライダーにセーラームーン、碇ゲンドウ…。5月31日(土)、コスプレイヤー限定という一風変わった試写会が開催された。上映されたのは市原隼人、谷村美月主演の『神様のパズル』。ずば抜けた頭脳を持ち、飛び級で大学に入学しながらも、天才ゆえに周囲と合わずに不登校になった少女と、優秀な双子の弟の身代わりとして大学のゼミに出席することになった落ちこぼれの兄。この正反対な2人が“宇宙の創生”に挑みながら心を通わせていく姿を描いている。
綾瀬はるかと小出恵介という、いまの日本映画界を引っ張る若手俳優を起用し、ちょっと頼りない僕=ジローと、彼女=サイボーグの、ちょっとコミカルで、そして切ない恋を描いた『僕の彼女はサイボーグ』。『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督が日本のスタッフ・キャストで製作した本作が5月31日(土)に公開初日を迎え、綾瀬さん、小出さん、クァク監督が舞台挨拶を行った。
没後10年を経たいまでも高い人気を誇る藤沢周平の時代小説。中でも珠玉の名作と名高い短編「山桜」(新潮文庫「時雨みち」に所収)が映画化され、5月31日(土)に初日を迎えた。江戸後期の庄内・海坂藩を舞台に、嫁ぎ先になじめず辛い思いをしている女性・野江と、正義感と誠実さにあふれる武士・手塚弥一郎がたどる“幸せへのまわり道”を描いた『山桜』の初日舞台挨拶が行われ、野江役の田中麗奈、弥一郎役の東山紀之、そして篠原哲雄監督が登壇した。
今年のカンヌこぼれ話、その2といきますか。
期間中に出せなかった、カンヌこぼれ話をいくつか。
三池崇史と角川春樹が市原隼人&谷村美月チームに負けないコンビネーションを披露? “宇宙創生”という難題に挑む、落ちこぼれ大学生と天才少女の姿をチャーミングに描いた『神様のパズル』。5月29日(木)、角川春樹事務所発行の雑誌「Popteen」、「BLENDA」、「ランティエ」、「美人百花」の読者を招待しての本作の特別試写会が開催された。上映後の舞台挨拶には、大学院で助手を務める相理(あいり)を演じた黄川田将也、映画と同名の主題歌を歌うASUKA、三池監督に角川プロデューサーが舞台挨拶に立った。
今年のカンヌはイケメン度だけじゃなく、映画全体のレベルもいまひとつだったのが正直なところ。だが映画祭終盤に登場した『The Good, The Bad, The Weird』(いい奴、悪い奴、変な奴/原題)は痛快な、いわばプロの映画だったので、つまらない映画に疲弊していたプレスたちから大きな拍手が巻き起こった。