沿岸警備隊・海難レスキュー員をめざすジェイク(アシュトン・カッチャー)の前に教官として現れた、伝説のレスキュー・スイマー、ベン・ランドール(ケヴィン・コスナー)。彼はこれまで数百人の命を救ってきたが、任務中に目の前で仲間を失い、心と身体に深い傷を負っていた。しかし、ランドールは絶望と闘いながらも、数々の奇跡を起こしてきた彼にしかできない方法で、若者たちに《人命救助》とは何かを教え込む。その姿にジェイクは、《天職》という十字架を背負う者の孤独、そして栄光を見るのだった。しかし父子のような絆で2人が結ばれた時、悪夢と化した氷海から、運命のSOSが届く…。その任務の過酷さは軍隊をも凌ぐと言われる、U.S. Coast Guard(アメリカ沿岸警備隊)を舞台に、どんな困難な状況下でも命を救い続けた伝説のレスキュー・スイマーの栄光と、その裏に秘められた孤独と葛藤を描いた感動作。
アンドリュー・デイヴィス