雑誌編集者の山崎隆二(阿部寛)が仕事で出逢った新進カメラマン続木葉子(松下奈緒)。彼女の被写体はもっぱら水たまり。その写真の透明感と葉子自身の不思議な存在感に、我知らず癒されていく隆二だった。 やがてふたりは再会し、愛し合うように。幸せな日々が永遠に続くと思われたある春の日、葉子の体に異変が起きる。彼女の体を病魔が蝕んでいたのだ。宣告された余命はたった1ヶ月。隆二はすべてを捨てて、葉子が憧れていた地、フランス・ニースへとふたりで旅立つ決意を固める…。
藤田明二