フリーターの金子徹平(加瀬亮)はIT企業の面接へ向かう途中、痴漢に間違われ、罪状の否認を続けるうちそのまま警察署に拘留されることに。罪を認めれば相手と示談の上、すぐに釈放されると聞かされるが、自分の無実を主張し続け、ついには検察から起訴されてしまう。母・豊子(もたいまさこ)、友人の斉藤(山本耕史)は、徹平の潔白を信じて右往左往した結果、新人弁護士・須藤莉子(瀬戸朝香)と裁判官出身の老練な弁護士・荒川正義(役所広司)に出会い、助力を求める。『Shall we ダンス?』の周防正行監督が最新作に選んだテーマは“裁判”。日本の刑事裁判制度の問題点を明らかにする“とことん社会派”ムービー。
周防正行