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2007年前半、注目の日本映画 vol.3 息の長い主演俳優…といえば

日本映画界には、世界的に注目を浴びている役者が男女ともに増えてきています。渡辺謙、真田広之、菊地凛子…、そしてもちろん、役所広司。他の国際派俳優たちのように、特に「ハリウッド進出!」を意識した動きは見られないものの、出演作が国際的な注目を自然に浴びてしまう彼。ハリウッド作品への出演も、それをきっかけに獲得してきたのでしょう。

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日本映画界には、世界的に注目を浴びている役者が男女ともに増えてきています。渡辺謙、真田広之、菊地凛子…、そしてもちろん、役所広司。他の国際派俳優たちのように、特に「ハリウッド進出!」を意識した動きは見られないものの、出演作が国際的な注目を自然に浴びてしまう彼。ハリウッド作品への出演も、それをきっかけに獲得してきたのでしょう。

今村昌平、伊丹十三、周防正行、黒沢清、青山真治、市川崑といった世界的に著名な監督たちから信頼を集める実力からすれば当然のこと。それでも、声高に海外進出を謳わずに、ここまで国際的な活躍をしている人もなかなか少ない。まるで、かつての笠智衆のよう。なんだか、「世界、世界って、日本だって、世界じゃないかーーー!!!」とCMでキング・カズが叫ぶ言葉にも納得です。

しかも、国際派だからとかっこつけすぎることもなく、庶民的なTVCMにも次々出演。そんな彼の姿を見ない日はないほどです。もちろん、本業の方もがっつり。今年1月から3月までに公開される出演映画は、なんと4本。『それでもボクはやってない』『叫(さけび)』『アルゼンチンババア』そして、あの『バベル』です。浮き沈みの激しい芸能界において、その“露出”ぶりが、あまりにコンスタントなものですから、実は、CMに映画にと、毎日のように見る彼の姿に飽和したことも。でもその後、気づきました、やっぱり素晴らしいものは素晴らしいのだと。

先日、『叫(さけび)』の黒沢清監督と役所さんお二人にインタビューをしたところ、監督は役所さんのことを「今、日本だけでなく世界で、主演俳優として思い浮かべる人の一人」と言っていました。なるほど納得。

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《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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