1920年、アイルランド。英国による支配からの独立を求め、若者たちが冷酷な英国軍に立ち向かうために義勇軍を結成する。ダミアン(キリアン・マーフィ)もまた医者としての将来を捨て、兄テディ(ポーリック・デラニー)と共に過酷な戦いに身を投じていく。彼らの激しいゲリラ戦は英国軍を苦しめ、ついに彼らは独立を手にし和平条約にこぎつける。しかしやっと訪れた平和もつかの間、条約の内容をめぐる支持派と反対派の分裂はやがて内戦へと発展する。それは共に戦ってきた同志たちが互いを敵に回すさらなる流血の戦いを意味していた。そして戦いはダミアンとテディの兄弟の絆にも暗い影を落としていく…。監督はこれまで少年や社会の底辺に生きる人々の過酷な現実とそれでもそこにある希望を描いてきたイギリスの至宝ケン・ローチ。主演は『28日後』『バットマン ビギンズ』『プルートで朝食を』などで注目を集めたキリアン・マーフィー。2006年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。
ケン・ローチ
『トレインスポッティング』のダニーボイル監督と『麦の穂をゆらす風』のキリアン・マーフィが、『28日後...』以来再びタッグを組んだ、新感覚SFヒューマン・アドベンチャー『サンシャイン 2057』。本作の公開初日が4月7日(土)から4月14日(土)に変更した。
『トレインスポッティング』のダニーボイル監督が、太陽の死滅という戦慄すべき事態が現実に迫る近未来を描いたSF大作『サンシャイン 2057』の公開初日が4月7日(土)に決定した。
2006年度カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた『麦の穂をゆらす風』は、1920年のアイルランドを舞台にイギリスからの独立に立ち向かう若者たちの姿を描いた感動の悲劇だ。イギリス映画界の至宝ケン・ローチのもと、主役のデミアンに抜擢されたのは、『28日後...』、『バットマン ビギンズ』、『プルートで朝食を』のキリアン・マーフィー。カンヌで10分以上の喝采を受けたこの作品の素晴らしさをキリアンに語ってもらった。
2006年カンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いた『麦の穂をゆらす風』は、『ケス』、『マイ・ネーム・イズ・ジョー』、『SWEET SIXTEEN』などで知られるイギリスの至宝ケン・ローチが、英国が支配していた1920年のアイルランドを描いた問題作である。独立という同じ志を持っていた仲間や兄弟がなぜ対立しなければならなかったのか──そう、この作品の主人公は誰もが知っている英雄ではなく、愛する者のために戦うことを選んだ名もなき人々。だからこそ観客は心打たれるのだ。
カンヌ国際映画祭・最高賞パルムドールを全員が受賞した、世界が誇る名匠3人による奇跡のコラボレート作品『明日へのチケット』。