姉との些細なケンカが原因で、初めて一人暮らしをすることになった美大生・ユイ(新垣結衣)。人相の悪い引越し業者に無愛想な隣人と、受難だらけのスタートを切ったユイだったが、そんな彼女に運命的な出逢いが訪れる。ユイが越してきた部屋にかつて住んでいた、大人のかっこいい女性・アツコ(菊地凛子)に、バイト先で知り合ったすぐ上の階に住む物静かな青年・タカシ(松田龍平)。やがて、ユイはアツコに同性としての憧れ、そしてタカシには恋心を抱き始めるが、その2人がかつて恋人同士であったことを知ってしまう。お互いに未練の残る2人の姿を見て、応援したい気持ちと自分の気持ちとの間で揺れ動くユイ。果たして彼女がとった行動とは…?
大九明子
どこかこじらせている女性を主人公にした共感度の高い作品を次々と発表し、いま映画ファンから熱い視線が注がれる大九明子監督のオススメ作品をピックアップ。
TVドラマやCMなどで活躍している新垣結衣、日本映画界を代表する若手実力派、松田龍平、そして、『バベル』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートという快挙を成し遂げた菊地凛子という豪華キャストが出演した『恋するマドリ』。都会では、隣の人に一度も会ったことがないなんて日常茶飯事のこのご時世に、“引っ越し”をテーマにしたニッコリできる映画が誕生した。8月18日(土)に、その本作が公開初日を迎え、大九明子監督、新垣結衣、松田龍平、菊地凛子、世良公則、そして、音楽を担当したスネオヘアーが舞台挨拶に登壇した。
都会の中では日常的に見られる引越し。“隣の人に一度も会ったことがない”なんてよくあること。でも、もし偶然が重なってその引越しが運命の出逢いを運んでくれたら…。都会に暮らす男女3人が引越しをきっかけに出逢い、やがて心を通わせることで新たな自分を見つけていく『恋するマドリ』。8月18日(土)の本作の全国公開に先駆けて、8月2日(木)に完成披露試写会が開催され、新垣結衣、菊地凛子、大九明子監督を迎えての舞台挨拶が行われた。