第一次世界大戦前夜のヨーロッパ。夜の女王(リューボフ・ペトロヴァ)から魔法の笛を渡され、暗黒卿・ザラストロ(ルネ・パーペ)に誘拐された娘のパミーナ(エイミー・カーソン)を救い出してくれと頼まれた兵士・タミーノ(ジョセフ・カイザー)。ザラストロの神殿に忍び込んだ彼はパミーナと出会い瞬く間に恋に落ちる。そんな2人がやがて知ることになる驚愕の真実とは――。モーツァルトの傑作オペラをケネス・ブラナーが舞台を20世紀に置き換えて映画化したエンタテインメント。
ケネス・ブラナー
モーツァルトにとって生涯最後の、そして最高傑作ともいわれるオペラ「魔笛」。完成以来200年にわたって受け継がれてきたこの不朽の名作を、早くから英国演劇界の至宝と期待を集め、衝撃の映画監督デビュー作『ヘンリー五世』など古典の映画化も手がけてきたケネス・ブラナーが満を持して映画化。5月14日(月)、来日したブラナー監督の記者会見が開かれた。久々の来日となるブラナーだが、開口一番日本語で「こんにちは」。前回の来日時のエピソードを織り交ぜながら「大好きな日本に戻って来れてうれしいです」と笑顔で語ってくれた。