「大いなる幻影」のジャン・ルノワール監督が自由気ままな放浪者を主人公に文明社会を皮肉ったコメディ。主人公ブデュは気ままな放浪者。けれど、“この世はすでに楽しくない”と一足飛びにあの世行きを図ってセーヌに身を投げた所、河縁の古本屋の親父に助けられ、英雄とされた彼のその家に居候。持ち前の豪胆さで奥方を寝取るが、旦那の情婦だった女中のアンヌ・マリともネンゴロになり、結婚を決める。何もかも手に入れた彼だったが……。
ジャン・ルノワール