中国・少林寺の武術学校に通う少年・カンフーくん(チャン・チュワン)は、学校に伝わる「南ピン拳」の免許皆伝を得るために次々と修行を重ねていくが、“最強の敵”が日本にいると分かり、東京の下町にやってくる。そこで「ニュー幸楽」という中華料理店を営む太極拳の達人・泉ちゃん(泉ピン子)と孫娘のレイコ(藤本七海)と出会い、居候になる。ある日、子供達を洗脳して日本の支配を企もうとする集団「黒文部省」の魔の手がレイコのいる学校に忍び寄ろうとしていた。果たしてカンフーくんは仲間達と力を合わせ、黒文部省の陰謀を阻止できるのか!?
小田一生
『魔法にかけられて』が3冠達成!
今年はやたらと“カンフー”にちなんだ映画が多い。2007年東京国際映画祭の特別招待作品としてワールド・プレミア上映された『カンフーくん』、柴咲コウ主演の日本映画『少林少女』、ジェイ・チョウ主演の香港映画『カンフーダンク』、米アニメーションの『カンフー・パンダ』…これから夏にかけて立て続けに4作が公開というから驚きだ。8月に開催される北京五輪の影響も当然あるのだろうけれど、ドンパチだらけの派手なアクションに少々飽きてしまった現代人にとっては「武器はおのれの身ひとつ」という本物のアクションに興味が湧くのも妙に納得だったり!? というわけで“カンフー年”の第一発目となる『カンフーくん』は話題的にも絶対に見逃せない!
なんと言っても『カンフーくん』に注目!
10月21日(日)、東京国際映画祭での上映がワールド・プレミアという、おめでたいお披露目の日を迎えた『カンフーくん』。上映前に主演の“カンフーくん”ことチャン・チュワン、共演の藤本七海、藤田ライアン、そして小田一生監督が登場し、舞台挨拶を行った。