ハンサムなテニスプレーヤーのギヨーム(メルヴィル・プポー)は、美人の新妻・キャロリーヌ(ローラ・スメット)を連れてブルゴーニュの海辺にある大金持ちの叔母・カミーラの別荘にやって来た。だが2人の前に現れたのはギヨームの前妻・オード(キアラ・マストロヤンニ)。新妻と前妻、2人の間を右往左往するギヨームだが、そこへさらに厄介な親戚や友人が現れ、嫉妬と怨念、財産をめぐる問題が絡み、事態は混迷の一途をたどる。そして事件は起きた。別荘に招かれた弁護士のトレヴォースが、ある朝遺体で見つかったのだ。誰もが予感していた悲劇の幕が開けようとしていた――。