ヘリコプターに自分の席がなく、大統領の晩餐会に随行することが出来なくなった中央情報部のキム部長(ペク・ユンシク)。執務室でしばらく考えに浸った後、すぐさま秘書のミン大佐(キム・ウンス)と共に晩餐会場へと向かう。席に着くも深刻な表情のキムはそっと部屋を出て、チュ課長(ハン・ソッキュ)とミンを呼び出してある計画を通達する。それは、大統領暗殺計画だった…。1979年、朴正煕大統領が暗殺された10.26事件を題材に、この事件に巻き込まれ悲劇的な最期を迎えた人々を描いた問題作品。
1979年10月26日、パク・チョンヒ韓国大統領が暗殺された。この事件の裏側を描いた『ユゴ〜大統領有故〜』。韓国では公開直前に大統領の遺族が名誉毀損での訴えを起こし、一部削除された状態で公開。現在も係争中ということでも話題を呼んでいる本作。日本では無修正完全版で12月15日(土)より公開されるが、これに先駆けて監督のイム・サンス(写真右)、プロデューサーのシン・チョルが来日し12月6日(木)に記者会見が開かれた。