9か月前に最愛の夫に先立たれ生きる希望を失くし、悲しみから立ち直れないまま小さな村で雑貨屋を営みながら生きてきた80歳のマルタ(シュテファニー・グラーザー)。教会へお祈りに行くことさえも止めてしまったマルタを心配した友人たちが元気づけようと、昔、縫製をしていた過去を持つマルタに、破けてしまった合唱団の旗を直す仕事を依頼する。そこで、マルタは昔抱いていた夢を思い出す。それは、シャンゼリーゼで自分のデザインしたランジェリー・ショップをオープンさせること。この仕事をきっかけに、マルタは生きる力を再び取り戻し、その夢を実現すべく、雑貨店を一掃することに――。2007年度アカデミー賞外国語映画賞スイス代表作品。
ベティナ・オベルリ
スイスの山あいの小さな村で、80歳を超えたおばあちゃんたちが起こした革命! 夫と死別したマルタは若い頃の夢だった、自らデザインした下着を売るブティックを開店する。保守的な村にあって、80歳にして下着屋を始めたマルタを人々は冷笑するが、彼女は決して夢をあきらめない。そんな彼女の姿に徐々に周囲の人々も感化され始め…。人口750万人のスイスで38万人以上の人々が劇場に足を運び、翌年のアカデミー賞外国語映画賞の同国代表作品となった『マルタのやさしい刺繍』。本作で主人公のマルタを演じたシュテファニー・グラーザーに話を聞いた。
80歳の未亡人・マルタが若かりし頃に抱いた夢。それは、自分でデザインした刺繍で作ったランジェリーのお店を開くこと——。夢に向かって再出発を遂げる“遅咲きの乙女たち”の奮闘を描いた応援ムービー『マルタのやさしい刺繍』が10月18日(土)より公開される。これを記念して、本作の原題のドイツ語「Die Herbstzeitlosen(=コルチカム)」が花の名前であることから、花を刺繍したストールを全国の60歳以上の高齢者より大募集。9月22日(月)、その集大成として、平均年齢70歳のおばあちゃんモデル「いよよ華やぐ倶楽部」を迎えて、ファッションショー付き試写会が行われ、色とりどりのストールが披露された。