100年に一度、永い眠りに就くことによって不老不死の体を保ち、人の世を彷徨い続ける謎の美少女“おろち”(谷村美月)。行く先々で起こる悲劇や惨劇を、時に自らの不思議な力を介入させつつ、彼女は見つめ続ける――。おろちが家政婦として潜り込んだ門前家には、2人の美しい姉妹、長女の一草(木村佳乃)と次女の理沙(中越典子)がいた。誰よりも美しく生まれるが、29歳を過ぎる頃には突然美貌が崩れ、果ては化け物のように醜く死んでいくという彼女たち。ある日、理紗は死にゆく母親の口から、もう一つの門前家の秘密を打ち明けられる…。楳図かずお原作の同名漫画より「姉妹」、「血」というエピソードを基に描かれる怪奇ミステリー。女性の美醜への執着が、美しい姉妹を恐怖と悲劇へと導いていく…。
鶴田法男
29歳を過ぎると、その“美”が崩壊してしまう姉妹と、この姉妹が住む屋敷に入り込み、彼女たちの憎悪や狂気、そして死を見つめ続ける人智を越えた少女の妖しい物語を描いた『おろち』。9月20日(土)の公開を直前に控え、本作の原作漫画を手がけた楳図かずおとTVでもおなじみの医師・西川史子がトークイベントを行った。
数多くの作品が映像化されている天才漫画家・楳図かずお。彼が生み出す一度見たら忘れられない独特の画風、人間の奥底に潜む感情をあぶり出す心理的恐怖は、日本はもとより海外のクリエイターにも影響を与え続けている。そんな楳図作品の中でも特に人気の高い作品が「おろち」である。不思議な能力を持つ謎の美少女“おろち”が、人間界をさまよいながら人々を見つめるというオムニバス形式の作品だ。映画化にあたっては原作の9つのストーリーのうち「姉妹」と「血」に焦点をあて、美人姉妹の運命と執念を描いている。
強烈な個性を放つ画風と物語で日本に“ホラー漫画”というジャンルを確立させた異能の漫画家・楳図かずおと“Jホラーの父”鶴田法男がタッグを組み、女たちの“美”への情念を綴った『おろち』。9月20日(土)の公開に先駆けて、9月8日(月)に楳図かずお、主演の木村佳乃、中越典子が出席しての記者会見、トークイベントが開催された。
9月になって日差しもやや弱まり、少しずつ秋の気配も感じ始めた今日この頃。“秋”を意識し始めると、不思議にも女性たちはしっとりとした気分になるものです。気候とは、気分を大きく左右するものですよね。