15歳のマリー(ポーリーヌ・アキュアール)は、シンクロ・クラブの華であるフロリアーヌ(アデル・エネル)に恋をした。美人で高慢、男性関係が盛んだとうわさされ、クラブの少女たちとは口もきかないフロリアーヌ。マリーは、彼女の願いは何でも聞くという条件で、彼女の通うスイミング・スクールの見学の許可をもらう。男子と一緒にいる彼女の姿は見たくないが、近くにいたい…。そんなある日、フロリアーヌは人には言えない秘密の願いを切り出す――。パリ近郊のひと夏を舞台に、女性へと変貌する少女たちの思春期の揺らぎや残酷さを描いた問題作。
セリーヌ・シアマ