エイドリアン(ダイアン・レイン)は日々の生活に疲れ果て一時の休息を求めて、ローダンテという海辺の小さな町にある友人の宿を手伝いに来る。すぐに「戻って来い」と言うような身勝手な夫、何をするにしても彼女を怒らせる思春期の娘…。エイドリアンはそんな周囲の状況をゆっくり考え直すため、静かな環境がどうしても必要だった。ところが、町に着いた彼女を待っていたのは大きな嵐が来るという予報。そこへ唯一の客、ポール(リチャード・ギア)が宿に到着する。彼も良心の呵責を何とかしたいという問題を抱えていた。嵐が近づくにつくにつれ、2人はお互いに安らぎを求め、それはやがて彼らの運命を変えるロマンスに発展する――。
ジョージ・C・ウルフ