エイドリアン(ダイアン・レイン)は日々の生活に疲れ果て一時の休息を求めて、ローダンテという海辺の小さな町にある友人の宿を手伝いに来る。すぐに「戻って来い」と言うような身勝手な夫、何をするにしても彼女を怒らせる思春期の娘…。エイドリアンはそんな周囲の状況をゆっくり考え直すため、静かな環境がどうしても必要だった。ところが、町に着いた彼女を待っていたのは大きな嵐が来るという予報。そこへ唯一の客、ポール(リチャード・ギア)が宿に到着する。彼も良心の呵責を何とかしたいという問題を抱えていた。嵐が近づくにつくにつれ、2人はお互いに安らぎを求め、それはやがて彼らの運命を変えるロマンスに発展する――。
ジョージ・C・ウルフ
前回のミシェル・ウィリアムズに続き、今回登場するのは、彼女の先輩とも呼べる人。子役から女優への成長を見事に成し遂げた人、ダイアン・レインです。1990年代は、作品に恵まれず女優として低迷していましたが、2000年を境に見事復活しました。『パーフェクト ストーム』、『デブラ・ウィンガーを探して』など、多くの人の目に触れたヒット作に出演した後、『運命の女』のヒロインで弾みがつき、いまでは順調な女優生活を送っているダイアン。“昔、子役として活躍した人”にも、“過去の人”にもなることなく、主役級の女優に返り咲きました。
『きみに読む物語』、『ウォーク・トゥ・リメンバー』などで知られる“ラブロマンスの帝王”ニコラス・スパークスの恋愛小説を映画化。ノースカロライナ州にある小さな海辺の町・ローダンテを舞台に、ある男女の人生を変える運命の恋が描かれる。女性は、復縁を迫ってくる別居中の夫や思春期の反抗的な娘に悩まされながら、行き詰まった人生に嘆く主婦・エイドリアン。男性は、ある事情を抱えた高名な外科医のポール。エイドリアンの親友が経営するロッジの臨時オーナーと宿泊客として出会ったふたりは、ある激しい嵐の夜をきっかけに急接近し、やがて互いを必要とし合う関係となっていく。