気の弱い小学6年生のマサオ(須賀健太)は、生き物係を決めるという出来事をきっかけに、新任教師の羽田に嫌われてしまう。それ以来、羽田は何かにつけて彼を攻撃し、マサオはクラスメイトたちにまでいじめられるようになる。そんなマサオの前に突如、現れたのは全身が真っ青の不気味な少女・アオ(谷村美月)。傷だらけで、片目方耳はつぶれ、白い拘束服を着た彼女は、やがて教室中を恐怖に陥れ、マサオに羽田を殺害することを脅迫する。アオの囁きに、彼女の言うことに従うことを決めたマサオだったが、思いもよらぬ試練が彼を待ち受けていた…。人間の奥底にある闇を描く、乙一原作のノワール作品。
安達正軌