ちょっとした悪態で日雇いの仕事を逃してしまったメル(デル・ザモラ)は、聞き覚えのある西部劇のテーマ曲に誘われるまま、あるアパートの一室にたどり着く。その曲は、自分が幼少期に出演した映画の曲だった。そして、そのアパートに住む男もまた、同じ作品に出演したフレッド(エド・パンシューロ)だった。思わぬ再会を果たした2人は、テレビで当時の脚本家・フリッツ(サイ・リチャードソン)がサイン会をやることを知る。フリッツに虐待された経験を持つ2人は、今こそ怨みを晴らすべく、メルの娘・デライラ(ジャクリン・ジョネット)をも巻き込み、復讐の旅へと旅立つのだが…。インディペンダント映画界の鬼才アレックス・コックスによる痛快な復讐ロードムービー。
アレックス・コックス