青森で農業をしながら一人で暮らす純朴な青年・陽人はある日、東京からやってきた保育士の町子に生まれて初めての恋をする。事故で死んだ元カレの見つからぬ首を捜すため、カミサマと呼ばれる占い師に会いにやって来たという町子。けれども、そんなうわさはお構いなしで、陽人は彼女に毎日会いに行く。そして、その強すぎる想いは、うそみたいな出来事を次々と起こしていく――。
cocoレビューを見る横浜聡子
青森県出身の横浜聡子監督が同郷の松山ケンイチを主演に迎え、青森を舞台に津軽弁で紡いだ奇想天外な愛の物語『ウルトラミラクルラブストーリー』。6月6日(土)に本作が全国公開を迎え、都内の劇場で行われた舞台挨拶に、横浜監督に松山さん、共演の麻生久美子が登壇した。
「は?」
松山ケンイチと麻生久美子という、絶大な人気を誇る2人を迎えて贈る、これまでにない愛の物語、その名も『ウルトラミラクルラブストーリー』がまもなく公開を迎える。これに先駆けて5月26日(火)、本作の特別上映会が行われ、上映前の舞台挨拶に松山さんと麻生さん、そしてメガホンを取った横浜聡子監督が登壇した。
美しく、それでいてどこかコミカルで、妖艶さを兼ね備え…と、その魅力を挙げればキリがない。ありとあらゆるジャンルの作品・役柄で彼女にしか出来ない、と思わせる存在感をしっかりと見せつける女優、麻生久美子。柔らかく、そして優しい音楽を奏でるように心に沁みわたる声もまた彼女の魅力のひとつであることを、映画『おと・な・り』は改めて教えてくれる。何気ない日常で発せられる“音”によって結び付けられていく男と女。30歳を迎え、人生の岐路に立つ七緒をどのような思いで演じたのか、映画の公開を前に話を聞いた。
松山ケンイチが全編津軽弁の主演作を引っさげて故郷に錦を飾る! 『人のセックスを笑うな』では悩める19歳の美術学校生・みるめを好演し、『L change the WorLd』では、ハマリ役の“L”に再挑戦。そして、『デトロイト・メタル・シティ』におけるヨハネ・クラウザーII世役で、先ごろ発表された日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞するなど2008年も個性的な役柄で、作品ごとに全く違った表情を見せた松山ケンイチ。2009年もその勢いはとどまるところを知らず! 先日、日本テレビにて来年1月スタートの連続TVドラマ「銭ゲバ」で“金の亡者”の主人公を演じることが発表されたのに加え、このほど最新主演映画『ウルトラミラクルラブストーリー』も完成。2009年5月30日(土)より青森県内の5か所で先行上映されたのち、6月6日(土)より全国にて順次公開されることも決定した。