「夜の11時35分、大鏡の前で“紫の鏡”と5回唱えると、焼きただれた少女が現れる…」。強化合宿を目前に控えたテニス部員たちは、顧問の佐々木先生(長澤奈央)から聞かされた噂に怯える。しかも、美奈子(紗綾)ら1年生部員の宿泊先は、大鏡のある旧校舎。時を同じくして頻発する不思議な出来事に背筋が凍る美奈子だったが、それはやがて起こる惨劇の始まりに過ぎなかった――。
三原光尋