1997年、中国・河北省で暮らす裁判官のティエン(ニー・ダーホン)と妻(ジェン・ジェン)はひとり娘を事故で亡くしてから完全に生きる気力を失っていた。仕事だけは淡々とこなしていたが、ある日、窃盗で捕まった青年を裁判にかけることに。青年が自分の腎臓と適合すると知った地元の有力者、リー社長は死刑が執行されるよう手回しするが、ティエンは法に従いその青年に極刑を宣告する。しかし判決後に刑法が変わりその青年は極刑を免れることに。そして刑執行当日、ティエンはある行動にでる――。
リウ・ジエ