ミラダという妻がいる中年男ユージン(ヴァーツラフ・ヘルシュス)。彼は、夢の世界と現実の二重生活を送っている。いま見ている夢が、自分にとって特別な意味を持つと感じていた彼は、その意味を解読してもらうために、精神分析医のもとに通っていた。やがて、夢で出会った美しい女性に魅せられていた彼は、妻のことはそっちのけで現実よりも夢の世界に生きることを欲するようになる。しかし、あるとき、夢を見ることができなくなってしまい…。ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映された、ヤン・シュヴァンクマイエル監督5年ぶりの最新作。
ヤン・シュヴァンクマイエル